2015/12/11

洞蕎麦で里地帰さんライブ



 日本で活躍されているシンガーソングライター、里地帰氏と台南のピアニスト黎瑞菊先生をお迎えして、里地帰氏の新アルバム「翡翠の涙」発行記念ライブを洞蕎麦にて開催しました。
 二十数名の方がご参加くださり、まずは茶道家でもある黎先生による日本抹茶の体験会をおこない、続いてライブ。オリジナル曲「彼方の風」や「霞桜」など 十曲ほどを演奏していただきました。うち一曲は私の三線との合奏で「涙そうそう」。最後にはこのイベントのために台北からいらしてくださったピアニスト楊 大里氏が圧巻の演奏を披露してくださいました。
 今回が洞蕎麦の主催する最初のイベントで、おかげさまで盛況のうちに幕を閉じました。ご多忙の中足をお運びくださった皆様、里地帰さんと黎先生に心から感謝申し上げます。




  12月6日,邀請到來自日本的二胡創作歌手里地歸老師與鋼琴高手黎瑞菊老師,舉辦「里地歸新專輯《翡翠之涙》分享演唱會」。
  二十幾個朋友們來參加,首先黎瑞菊老師讓大家體驗日本抹茶,接著里地歸老師與黎老師的演奏,他唱了自己創作的歌曲「遠方的風」「霞櫻」等等約十首歌, 其中一首「淚光閃閃」時大洞也彈沖繩三線。最後為了參加這場活動特意從台北下來的楊大里老師讓觀眾聽很厲害的鋼琴獨奏。
  這場是洞蕎麥第一次辦的活動,圓滿成功,大家都開心得笑咪咪。謝謝抽空來參加的大家,謝謝里地歸老師、黎老師和楊老師!



2015/11/18

11月21日よりテスト営業

 おかげさまで一応の開店準備がととのい、今週土曜日から一日限定50人分でテスト営業いたします。
 今まで大勢の友人たちに試食してもらって「お腹いっぱいにならない」という意見が一番多かったので、一人前200グラムと通常の蕎麦屋よりかなり多めに盛ることにしました。価格はざる蕎麦120元から。




2015/11/08

披露宴で60人分の蕎麦打ち



 高雄の旧製糖工場、橋頭糖廠で催された写真家・林柏樑氏の結婚披露宴にて蕎麦を打たせていただきました。60人分打って240個の小さい碗に分ける予定でしたが、ビュッフェ式で豊富なご馳走が並んでいたためもあってか半分以上あまってしまいました。あまった分は持ち帰り、冷凍して自分で食べることにします。

  在高雄橋頭糖廠參加攝影師林柏樑老師的婚禮,做了六十人份蕎麥麵,然後把它分成一百多碗。煮麵的時候發現一個人忙不過來,幸好朋友和隔壁攤子的小姐來幫我忙。托他們的福,好不容易完成任務。

2015/10/23

(開店前ですが)移転しました

 「洞蕎麦」移転しました。台南孔子廟から歩いて三分、屋台やみやげ物屋でにぎわう緑豊かな府中街の路地裏にあります。もともと刺身や丼物の店だった物件を居抜きで借りたので、設備は七割方そろっています。小さい庭があり、その真ん中に井戸もあって、よく通りかかった人が写真をとっています。面積は全部で三十坪、座席は三十程度。家賃もそれなりにするので、蕎麦やうどんを売るだけじゃなく、頭を絞ってこのスペースを有効に利用していきたいと思います。

2015/09/04

蕎麦屋の場所確定

 今年に入ってからずっと探してきた蕎麦屋の開店場所、ようやく素敵な物件に巡りあえました。台南の市街地、住宅街の一角にある築60年を超える古民家の一階です。
 ただいま大家さんが建物全体をリフォーム中で、キッチンを含む店舗のデザインに取りかかるのはそれ以降になります。あと数ヶ月はかかる見込みです。
 お店探しについて、ずいぶんたくさんの方々にアドバイスやご協力をいただいてきました。心から感謝申し上げます。ご期待ください。

  從年初開始一直找下來的蕎麥麵店面,終於找到不錯的地方了。
  六十多年的老房子,位置在台南市區的住宅區裡面。
  目前屋主整修中,等整修完我再開始擺廚房以及做一些裝飾。可能還要等幾個月才能開幕。
  我在找店面的時候許多朋友們給我關心以及幫忙,在此向大家感謝。我有進一步了,以後也請多關照。

《住址》台南市中西區大福街10號







2015/08/29

ビリヤード選手北山亜紀子さん

 プロのビリヤード選手、タレント、モデルとして台湾、日本、アメリカで活躍していらっしゃる北山亜紀子さん。台湾とのご縁は、十年前に台湾人のコーチにビリヤードを学ぶために台南へ引っ越してこられたのがきっかけとのこと。
 彼女のブログではご本人がナビゲーターをつとめ台湾各地の文化・特色を初回する番組が視聴できます。アクティブでかつ才気溢れる亜紀子さんと、今後何か面白い試みができたらと思います。

Blog:http://accojeje.blog14.fc2.com/  

  北山亜紀子(Akiko)小姐,是個職業撞球選手,也是藝人以及模特兒,十年前為了跟著一位台灣教練學習打撞球搬到台南,後來在撞球界裡和演藝界裡發展下來。可能不少台南人跟她面熟,因為在成功路上掛著一幅很大的牙醫廣告牌裡放著她的照片。我四年前看過它,前陣子第一次跟本人碰面。她的開朗又很積極的個性一定會受很多台灣人的歡迎。
  在她部落格裡看得到幾部影片,是他當主持人去體驗一些台灣文化或特色的節目。有中文字幕,大家有空去看一看。

2015/08/22

なるべく蕎麦粉は買わない

 蕎麦粉の劣化はとても早いので、蕎麦打ちイベントの前にできるだけ自分で石臼を使って製粉しています。今日は2キロ挽きました。黙々と石臼を廻していると心が落ち着きます。

  彰化縣二林鎮農會除了賣蕎麥生粉之外還有賣蕎麥粒(去掉黑色的顆的種子)。因為蕎麥粉的品質變化很快,所以我辦蕎麥麵品嚐活動之前盡量把蕎麥粒用石臼磨成粉末。今天磨了兩公斤的蕎麥,一直默默地轉石臼,會讓心情平靜。


2015/08/14

調布てぬぐい



 若者たちでいつも賑わう台南のストリート・正興街の一角にあるオリジナル衣料品・雑貨の店「彩虹來了」。オーナーのエリックさんに会いに行った とき、一枚のてぬぐいをさしあげたらとても喜んでくれました。花火、映画カメラ、新撰組の羽織、ロケット、深大寺、蕎麦など私のふるさと調布の名物がいろ いろプリントされているもので、京王線調布駅北口から徒歩3分のところにある和季(かずき)という和雑貨の店で販売しています。

  拜訪一間創意服裝店《彩虹來了》(台南市正興街100號)老闆Eric先生,我送了一條「調布」手拭巾給他,上面畫著煙火、電影攝影機、新撰組的制服、火箭、深大寺和蕎麥麵等等幾個我故鄉-東京都調布市的特產、景點或美食。
  Eric先生願意以後讓我在店的樓上辦蕎麥麵活動,跟他們合作一定很好玩。

2015/08/06

中華料理の調理師免許




蕎麦屋開店に向けての次の目標は、中華料理の調理師免許「中餐烹調丙級技術士」を取得すること。
来年から内容が難しくなるようですが、もともと飲食経験のない自分ですので、この機会にしっかり基礎を学ぼうと思います。

為了開蕎麥麵店,下一個目標是去考中餐烹調丙級技術士技能檢定。
這個考試內容明年就會變得難一點,也很好,沒有餐飲經驗的我,必須要好好學習餐飲的基礎。

2015/07/29

「道頓堀行進曲&台南進行曲」

山崎兄妹的新書發表會圓滿成功,感謝各位朋友們。雖然我的翻譯不太高明,歹勢大家! 如果看到《呷飽没?台南》這本書,就會更多了解台南與他們的故事。

「道頓堀行進曲&台南進行曲」 烏克麗麗與琉球三線的合奏,於金石堂書店台南新光三越西門店。
https://www.facebook.com/Artsy.dd/videos/1177007435658460/?pnref=story

道頓堀是個在大阪很繁華的地方的名字,「道頓堀行進曲」1928年發表之後,在台灣翻成一首台語歌「台南進行曲」。在大阪出生而長大的山崎兄妹唱的這首歌,感覺很合適。


7月31日(週五)下午三點「正十八 +18 Space」(在台南市正興街61巷18號)再一次演唱,賴清德台南市長也會站台。歡迎大家來參加。


點點的青紅燈 銀座夜街市
青春的好伴侶 滿面笑嬉嬉
懷念的優美的 台南的晚暝

赤崁的城樓頂 月娘照微微
依靠她身軀邊 談情糖蜜甜
懷念的快樂的 台南的晚暝

赤い灯青い灯 道頓堀の
川面にあつまる恋の灯に
なんでカフェーが忘らりょか

好きなあの人もう来る時分
ナフキンたたもよ唄いましょうよ
あゝなつかしの道頓堀よ

2015/07/25

石臼挽き体験イベント




 石臼で挽くところから始める蕎麦打ち体験イベントを初めて行いました。それとは別に普通の粉で打った蕎麦も用意し、皆さんに食べ比べていただきました。お手伝いくださった黎瑞菊先生はじめ皆様に感謝申し上げます。

  第一次舉辦用石臼磨蕎麥的體驗活動,一切順利。我另外準備用普通的粉末來做的蕎麥麵,讓大家比較兩種蕎麥麵的口感。謝謝黎瑞菊老師以及各位的幫忙!

『オモロイ台南』中国語版


 ヤマサキ兄妹著『オモロイ台南』(KADOKAWAエンターブレイン)の中国語版《呷飽沒?台南》が台湾で22日に上梓されます。呷飽沒(ジャッパーボエ)は台湾語でお腹ふくれた?といった意味ですが、一昔前まではあいさつ代わりにもよく使われていた言葉でもあります。
 それにあわせて28日に台南の金石堂書店でお二方によるPRイベントが開催されます。私が僭越ながら通訳をつとめ、またヤマサキさんのウクレレ×三線で、とある特別な歌をご披露する予定。ご都合のつく皆様、ぜひ足をお運びください。

  山崎達也・華子兄妹著《呷飽沒?台南》(陳曉峰譯、台灣角川)7月22日出版,是一本一年前在日本出版之後引起很大反響的『オモロイ台南』中文版。
  28日在台南金石堂書店舉辦一場新書分享會,我擔任翻譯,還有跟山崎兄妹一起演唱一首很特別的歌。

2015/06/17

イベント告知


7月4日(六)18:00-20:30
友人の民宿で蕎麦打ちイベントをいたします。三線や民宿のオーナー黎瑞菊先生の音楽パフォーマンスもあり。ご参加にあたっては私のほうまでお申し込みをお願いいたします。20名まで。
舉辦一場蕎麥麵研習品嚐會。也會有大洞的沖繩三線跟民宿老闆娘黎瑞菊老師的樂器演奏。
請先報名,名額20名。歡迎大家的參加!

地點:民宿「黎媽的家」臺南市中西區郡緯街110號
https://www.facebook.com/limashome110?fref=ts
參加費:150元
報名方式:請跟大洞敦史連絡。atsdd.event<a>gmail.com

2015/06/14

安平でシーサーを作る


 台南の港町・安平で風獅爺、いわゆるシーサーを作りました。テーマはうずまき。力(台風や渦潮)、移動と自由(台風は自由 にあらゆる境界を越えていきます)、捕捉(指紋はもともと滑り止めでした。それは人に欲するものを捉えさせます)、保護(蛇はとぐろを巻いて卵を守りま す)、魔除け(蝶の羽のうずまき状の鱗粉には毒があり、シーサーの毒は魔除けとなります)などを象徴しています。
 もしかしたら将来、このシーサーが安平の古民家の屋根の上に置かれるかもしれません。

  今年參加「風獅爺復育計畫」,吳其錚跟阿祥先生的指導之下做了兩隻風獅爺。
  這隻的主題是旋渦,它象徵著力量(颱風或水渦)、穿越、自由(颱風自在地穿越所有的境界)、抓住(手指上的指紋原本有防滑的功能,它能讓人抓住他想要的東西)、保護(蛇盤成一團保護著牠的卵)、避邪(蝴蝶振著翅膀飛翔,翅膀上有旋渦形狀的鱗片,它有毒,風獅爺的毒代表避邪)。
  如果有個安平居民願意把祂放在屋頂上的話,大家以後會看到祂。


「風獅爺復育計畫」由來:

安平的屋脊上住著好些風獅爺
背上站著黃飛虎將軍
風獅爺愛吃風
只要到了冬天
他們呼呼呼呼地叫著
漁家聽見就知道魚兒出現了

後來安平變了
老房子不見了
有的風獅爺從屋頂上摔了下來
有的躲進尋常人家
不再現身
這裡的厝邊頭尾
好想念他們在屋頂上大口吃風的身影
想了好久好久
好不容易
今年我們把風獅爺們都想回來了
希望每個迎著風的屋頂
都能有他們的守護
《南吼特刊》2013年10月

2015/06/06

そば紀行 対馬篇(1)


 3月から4月にかけて、日本各地の郷土そばを食べ歩く旅に出た。いの一番に訪れたのは、対馬。当地のそばについて知っている人は少ないかもしれない。山本おさむ『そばもん』というコミックの単行本第三巻にそのエピソードが紹介されている。はるかな昔(二千~三千年前。時期は確定されていない)朝鮮半島から日本列島に植物としての蕎麦が対馬を経由して伝来した。その後本州その他の地域では品種の自然な変化や人為的な改良が進んでいったが、対馬では原種に近い蕎麦が今でも栽培されている、といった内容だった。ぼくもそれを読んでから、三千年前の蕎麦を味わうために、ぜひ訪れてみたいと思っていた。

 深夜12時、フェリーちくし号が博多港を発った。対馬まではおよそ百三十キロの距離があり、フェリーは壱岐を経由して午前五時ごろに対馬へ着く。その後七時まで乗客は船内で待機していてもいいことになっていて、助かった。船を出て港に沿って歩き出す。風の冷たさが肌にしみる。三月初頭の対馬はまだ冬なのだろう。シアンに染まる港、無数の漁船、対岸の山々。陸橋を渡って厳原(いづはら)の町に入った。古い石垣が今も個人の家の塀として使われている。柳のしだれる水路の脇の石畳の小径を通ってホテル対馬へ着き、小休止。ほどなくして観光物産協会の西さんがいらっしゃった。西さんにはこの日お仕事中にもかかわらず、わざわざ私一人のために車まで出して半日間、対馬を案内していただいた。この後の行程のほとんどは、西さんの存在なしには実現できなかったことである。

 かつて遣唐使の船が陸上を越えて向かいの浦へ渡った小船越、海に面して鳥居が立つ住吉神社(人々は船に乗って参拝に訪れたという)などに立ち寄ってから、烏帽子岳の山頂へ。眼下に望む浅茅(あそう)湾のギザギザした海岸線と大小の島々が織りなす風景はきわめて独特だ。陸地の大半は山と森が占めている。その向こうに広がるおだやかな海。遠い昔、防人もこのような風景を眺めていたことだろう。


 入り江のほとりにある和多都美(わたづみ)神社は平安時代の律令細則『延喜式』にも記載されている古社で、彦火火出見尊と海神の娘・豊玉姫命の夫婦神が祀られている。海上に浮かぶ二つの鳥居に見とれた。「境内の奥が面白いんです」と言う西さんに連れられて目にしたのは、一筋の根が境内からまっすぐに伸びている松の木。ご神体は蛇だというが、この木もさながら蛇か龍のようだ。偶然の一致だという。(つづく)


2015/06/04

国立台南高級商業職業学校で蕎麦打ち




 国立台南高級商業職業学校にて蕎麦打ちイベントを行いました。今回は時間に余裕があったので(三時間)、二回蕎麦を打ち、一回目は自分で、二回目は皆さんに蕎麦打ちを体験していただきました。参加者はみな教職員の方々で、大変乗りがよく、楽しそうに生地をこねたり延したりされている様子を見て私も嬉しい限りでした。主催してくださった図書館主任の梁竹記さんと黃素芳先生に厚くお礼を申し上げます。

  今天在國立臺南高級商業職業學校(臺南高商)舉辦蕎麥麵製作活動。由於活動時間比較長(有三個小時),所以做兩次,第一次我自己做,第二次讓大家體驗。參加者都是教職員們,大家都開開心心地揉麵團,桿麵或切麵。感謝圖書館主任梁竹記先生跟黃素芳老師的邀請!

2015/06/01

題字の表装



 書道家の陳世憲先生に書いていただいた店の題字を、台南の友愛堂という店で表装してもらいました。特徴はアクリル板で作品を覆っていないこと。陳先生からその方が見やすい、汚れたらまた書いてあげるというアドバイスを受けてこうしました。友愛堂は老舗ですが、そこの師匠もアクリルを使わない表装を手がけたのは初めてだとか。

  陳世憲老師幫我寫的題字已經裱裝好了。比較特別的是它沒有用壓克力蓋上紙。是因為聽陳老師的建議,他說沒有壓克力比較看得清楚,如果髒了他就重新再寫。友愛堂(南門路46-4號)的師傅說第一次做了沒有壓克力的。

2015/05/16

台南公会堂でのコンサート

 日本から二胡奏者でシンガーソングライターでもある里地帰(さとちき)さん、東北を中心に活動するフォークデュオ秋風センチメンタルをお迎えして、1911年に落成した台南の古蹟、公会堂で今晩(16日)と明日コンサートを催します。今回私は司会、通訳、三線などをつとめています。300枚のチケットがすべてはけました。きっと盛り上がることでしょう。

2015/05/13

70年前の成績表

2015年5月12日 中華日報 台南版(自由時報と中國時報の台南版にも報道あり)

 羽鳥さんが母校の小学校を訪ね、校長先生から戦争中当時の成績表が贈られた話を地元の新聞に載せていただきました。

2015/05/10

マンゴーからのメッセージ


 羽鳥直之氏のご実家、台南市長官邸。Pasadenaグループが去年この建物をフランス・イタリア式の高級レストランに改修し、最近になってオープンしました。
 70年ぶりにここを訪れた羽鳥さん。Pasadena会長許正吉氏のご招待にあずかり内部を見学し、100歳になられる会長のお父様も交えて昼食をご馳走になりました。
 少年のころに登ったというマンゴーの樹や菩提樹、苦揀樹などが今では大木になって残っています。
 羽鳥さんが一本のマンゴーの樹に近づいていったとき、ちょうど空から黄色く熟した実が落っこちてきました。それを見て羽鳥さんが言ったこと。
 「ぼくにあいさつをしたのかな。お前のことをおぼえているぞ、と言っているんだね」

  台南市長官邸,是羽鳥直之先生的老家,帕莎蒂娜去年把這棟房子改成法式/義式餐廳,現在已經開幕了。
  羽鳥先生時隔七十年再來到這裡。多虧許正吉董事長的招待,我們能夠好好參觀裡面,然後跟一百歲的董事長父親一起用餐。
  他少年時爬過的芒果樹、菩提樹和苦揀樹等依然站在庭院裡,都變得很大棵。
  剛好他靠近一棵長得很高的芒果樹的時候,一顆黃色的芒果從高地落下來。
  羽鳥先生說:我想這棵芒果樹想跟我打招呼。它可能要跟我說:我還記得你啊!

2015/05/08

防空壕の記憶


 日本統治時代の台南市長羽鳥又男氏のご子息、羽鳥直之氏と奥様、東京台湾の会の高橋さんが日本から台南をご訪問中。私は通訳その他のお手伝いをさせていただいています。今日は烏 山頭ダムで催された八田與一技師の墓前祭へ。八田氏のご遺族、金沢市長や加賀市長など二百名を超える方々がこの日のために日本からお出でになったそうで す。
 儀式の前に、友人のジープに乗って八田家の旧居へ。近くに防空壕が残されており、羽鳥氏はそれをご覧になって、ご幼少の頃に家にあったものと同じだ、近くに爆弾が落ちると爆風が防空壕に入り込んできて何もかも見えなくなった、などと昔話を聞かせてくれました。
 なお氏が当時お住まいになっていた場所は「台南市長官邸」として整備されており、今はパサディナという高級レストランが入っています。後日そこも訪問する予定。

  日治時代台南市長羽鳥又男先生的子息羽鳥直之先生夫妻跟東京台灣之會理事高橋小姐從日本難得來到台南。我過幾天都會跟他們同行幫他們翻譯、連絡等。很榮幸的。今天去烏山頭水庫參加八田與一技師墓前祭,聽說約兩百個日本人為了參加這場儀式從日本來台南,包含八田技師的遺族、石川縣金澤市長跟加賀市長等。
  儀式開始前,我朋友載我們開Jeep去八田家舊宅,羽鳥先生看見一個防空洞就說:那個跟我小時候在家裡有的防空洞長得一樣,美軍來空擊的時候我們躲在這裡面,有一天炸彈落到防空洞附近,暴風吹進防空洞裡,什麼都看不見了。
  他小時候的家是台南市長官邸。現在帕莎蒂娜餐廳開在那裡。我們過幾天內會訪問。

2015/04/30

台湾観光ガイドapp『聴く、台湾』

 制作に関わらせてもらった台湾観光app「聴く、台湾」(聽遊臺灣)が公開されました。
 日本語版と中国語版があり、日本語版の主として嘉義・台南・高雄・屏東の観光スポットの解説文およびナレーションを私が担当しています。至らない部分もあろうかと思いますが、旅のお伴にしていただければ幸いです。万一間違いにお気づきのさいはご指摘ください。

http://www.atgapp.com/(Free Download)

  台灣觀光服務app「聴く、台湾」(聽遊台灣)上線了。有中文版跟日文版,我寫了日文版的嘉義、台南、高雄跟屏東的一些景點的介紹,也有錄音。希望大家把這個app當作旅遊的夥伴。但是可能也有寫得不正確的地方,請大家多多指教。

2015/04/28

店の題字を書いていただく


 高雄の書道家、陳世憲先生に店の題字を書いていただきました。最も柔らかい筆(羊の足の後ろ側の毛)と硯で摺った墨で書いてくれたものです。流動感、躍 動感に溢れていて、とても気に入っています。近日中に表装するつもり。今後この字を使って名刺や衣服、帽子や袋などもデザインしていきます。

  高雄的書法家陳世憲老師幫我寫我未來的店的題字。用最軟的毛筆(羊腳後面的毛)跟磨下來的墨來寫的。我非常喜歡它,很有流暢感和動感。過幾天內去裱裝。我想以後用它設計名片、衣服、帽子、袋子或包包等等。

2015/04/26

片倉佳史さんに再会


 朝方、台湾在住十八年の作家片倉佳史さん、真理さんご夫妻が自宅裏手の古蹟(原台南県知事官邸)にいらっしゃっているのを知り、髭もそらずにあいさつに駆けつけました。五年前の法政大学での講演会以来の再会。(写真の左手は日升大飯店の郭オーナー)
 片倉真理さんが台湾で出版された旅行記『在台灣,遇見一百分的感動』(許孟菡中訳、夏日出版社)は、自分が本を書く上で大いに刺激を受けた本です。

  住在台灣十八年的作家片倉佳史・真理夫妻來台南。我在臉書上看到他們剛剛來到我家附近的古蹟(原臺南縣知事官邸)的消息,還沒刮鬍子馬上就去跟他們打招呼,時隔五年的重逢。(照片左邊是日升大飯店郭老闆)。
  片倉真理老師寫的遊記《在台灣,遇見一百分的感動》(許孟菡譯、夏日出版社),我大力推薦給愛台灣旅遊的人。

2015/04/20

一青妙さんのコラムに登場

去年『私の台南』を出版された一青妙さんがnippon.comに掲載されたエッセイ「台南で出会った日本との絆」に登場させてもらっています。

去年一出版就很受歡迎的《私の台南》作者一青妙老師在nippon.com上登載的專欄「移居臺南的個性派日本人」裡有介紹我。

日本語:http://www.nippon.com/ja/column/g00263/?pnum=2
中国語:http://www.nippon.com/hk/column/g00263/?pnum=2
(リンク先は2ページ目)

2015/04/15

大阪うどん巡り


 大阪なんばで、三年前の学生陳さんに再会。当時彼が住む新營という町まで片道一時間電車で通ってレッスンをしていました。今彼はラーメン屋でバイトしながら音楽の専門学校でギターや作曲を学び、ときどきライブをやっています。健闘を願う。
 午後は『オモロイ台南』の著者ヤマサキタツヤさん、ハナコさんに、大雨のなか大阪の庶民的な店へあちこち連れて行っていただきました。タツヤさんが子供の頃から食べつけている「京橋うどん」、下品なくらいにダシが濃い、がうたい文句の「天六うどん」、「KASUYA」のかすうどんなど。合間に台湾観光協会にもごあいさつ。

  在大阪跟三年前教過日文的陳先生見面,他現在一邊在拉麵店打工,一邊在音樂的專門學校唸吉他、作曲等等,有時候會參加表演。祝福他心想事成。
  插畫家山崎達也先生跟他妹妹花子小姐帶我去幾家很有庶民味的烏龍麵店、串揚、居酒屋、途中拜訪台灣觀光協會。

2015/04/11

岡山やんcafeで離島トーク


 夜行バスで岡山へ。市内にある台湾雑貨と台湾茶の店「やんcafe」にて、「台湾・離島の魅力」と題したトークイベントを開催いたしました。二十名近い方がご参加くださり、明るくなごやかな雰囲気の下、馬祖、金門、蘭嶼、小琉球などで撮影した写真をお見せしながらエピソードを話したりクイズを出したりし、最後は常連の一美さんにお借りした三線(台中のケンユー氏制作)でミニ台湾民謡ライブ。少し凝ったテーマにも思えましたが、目の前に島がたくさん点在しているこの土地にはぴったりだったかもしれません。
 尾道育ちの映画監督・大林宣彦氏の著作『ぼくの瀬戸内海案内』(岩波ジュニア新書)を読んでからずっと憧れてきた瀬戸内海沿岸
で、オーナーの安井さんはじめおおぜいの心暖かい方々に出会えて感無量です。今度来るときにはあちこち島巡りしてみたいもの。

  從東京座夜間巴士來到岡山(Okayama),位置在散布著很多小島的瀬戸内海的對面,站在山上眺望的風景真令人心曠神怡。
  下午在一家台灣雜貨&茶店「Yang Cafe」辦場關於台灣離島(馬祖、金門、蘭嶼、小琉球等)的演講,主題雖然有點特殊,不過看來大家愉快地聽我講的話,最後借把三線(台中的Kenyu老師製作的)唱幾首台灣民謠。
  去過台灣已經一百多次的老闆安井小姐個性非常熱情,從早上到晚上一直帶我走走,讓我非常感激。

2015/04/10

開催時間変更

 明日開催予定の岡山「やんcafe」(岡山市中区藤崎131-11)での台湾トーク&三線イベントですが、時間を変更して午後2時より開始とさせていただきます。ご了承ください。

  明天4/11在岡山「Yang cafe」辦的演講會,開始的時間改到下午兩點,請見諒。

石臼で挽いた蕎麦を打つ




 石臼で挽いた蕎麦粉に少量の小麦粉を足して蕎麦を打ちました。外殻挽きぐるみで想像以上の黒さ。新鮮で野生的な香りが匂い立ち、植物を食べている感覚。嚙めばコシが強く、外殻が歯で感じ取れます。
 蕎麦は「挽きたて、打ちたて、茹でたて」の三たてといいますが、挽きたての新鮮な粉を使うことが何より重要なのかもしれません。

  今天在家裡用前幾天從種子用石臼磨下來的蕎麥粉(再加一點小麥粉)來製作蕎麥涼麵。麵糰裡面黑黑的是種子的外殼。味道很新鮮,口感很有咬勁,在吃植物的感覺,散發野生的味道。

2015/04/05

蕎麦屋専門のかつお節職人




 蕎麦屋専門のかつお節職人、84歳になられる内田先生に、光が丘「内田鰹節店」にてつゆの作り方と蕎麦の打ち方について実技指導を受けました。
 醤油にせよ、みりんにせよ、そばつゆに向くものと向かないものがあり、前者は醤油の匂い、後者はアルコール度数の高さが、一つの判断基準になるのだとか。
  包丁をどれくらいの頻度で研ぐべきかと質問したら、研がなくていいよ、ここにあるのは十年以上研いでいない、とのお返事。一度台湾の包丁職人のところに持って行って研いでもらったら端が曲がってしまって難儀した経験があるので、これは大助かり。

  受到84歲的鰹魚片達人内田老師的指導,他在現場一邊親手煮醬汁然後製作蕎麥麵,一邊解釋。他說當製作蕎麥麵的醬汁,醬油的香味越清淡的越適合,味醂的酒精越高的越適合,我要等會台灣再找比較適合的品牌。

2015/04/02

「洞蕎麦」イメージ図

イラストレーターの佐々木千絵さん(http://www.sasakichie.com/)と谷中を散歩。何かと私の蕎麦屋開店計画を応援してくださっている佐々木さん、カフェでささっと素敵な完成イメージ図を描いてくださいました。

2015/03/30

4月11日(土)岡山で台湾トークイベント

瀬戸内海を望む町・岡山にて、台湾の「島」をテーマにしたトークイベントを開催します。あちこちで撮ってきた写真を映しながらの旅トーク、三線ライブ、ささやかな景品つきクイズなど。台湾にかぎらず「島」についての体験や印象や物語を交換しあえる、なごやかな場にできたらと思います。

場所:やんcafe(こだわりの台湾雑貨と癒しの台湾茶の店、岡山市中区藤崎131-11)
日時:4月11日(土)13時~14時30分
入場無料・申し込み不要

  4月11日舉辦一場關於台灣離島的演講會於臨著瀬戸內海的古城市-岡山的咖啡廳「Yang Cafe」。除了放照片跟講話之外,也有三線表演、有獎品的猜謎等等。希望在現場大家一起談話、互相交換跟島嶼(不只是台灣的)有關的體驗、印象、故事等等。

2015/03/25

大西製粉工場を訪問


  長野県小諸で120年以上にわたり信州産の蕎麦粉を販売してこられている大西製粉さんの工場を訪問しました。初めて目にする蕎麦粉の製粉過程。五代目の大西響さんには製粉の流れを詳しく説明していただいたり、蕎麦についてのたくさんの知識を惜しみなくいただいたりして、感謝感激の一日でした。インターネットでも各種の蕎麦粉を販売されていますので、興味がおありの方はぜひ。

 拜訪蕎麥製粉公司「大西製粉」的工廠。第一次親眼看到製作蕎麥粉的流程,很感動。

大西製粉:http://www.konaya.jp/

2015/03/24

戸隠の豪雪そば




 なお雪の降る戸隠で豪雪蕎麦をいただく。餅の天ぷらと戸隠大根のおろしで冬の戸隠を表しているのだとか。

  長野縣的山村,戸隱。這裡是一個蕎麥麵的故鄉,也是一個修驗道(一種日本山岳密教)的修行之地。自從一千年前,行者們在人跡未到的山野裡吹海螺,苦修苦行。其中有一種修行叫做「火斷二十一日」,就是二十一天不吃用火做的食物,他們這個時候把蕎麥生粉加水揉起來直接吃。

2015/03/18

名古屋の台湾○○


 名古屋名物、辛さが特徴の台湾ラーメン(味仙)。メニューにかっこ書きで(担仔麺)と書いてあった。担仔麺は台南の名物だが、まったく辛くはない。
 最近名古屋では高畑の「はなび」という店の「台湾まぜそば」も人気がある。行ってみたが、長蛇の列で、並ばなかった。
 そのほか大須には台湾唐揚げや台湾小籠包など「台湾〜」を冠した店がいくつかある。

2015/03/14

東尋坊で辛み蕎麦

福井県、東尋坊。近くの港町三国では若者たちが越前そばの一種「辛み蕎麦」を売り出すことで町を元気にしようとしています。食べてみたところ、つゆが辛くて(おそらく辛味大根使用)麺も歯ごたえがあり、野太さを感じさせる蕎麦でした。
 先人の多い蕎麦界に若者が参入するのには困難も多いでしょうが、健闘を祈ります。