2016/12/23

旧洞蕎麦は洋菓子の店に



 旧・洞蕎麦となった古井戸のある古民家、まもなく生まれ変わります。ペットを連れて入れるスイーツとコーヒーの店「先吃・再聊」(「おしゃべりは後で、まず召し上がれ」という意味)。写真向かって左手の美男美女が新しい主人。スイーツ職人の張さん(女性)が作るカヌレ、デコレーションケーキ、マドレーヌなどの洋菓子を私もいただきましたが、日本人の口にもよく合うと思います。以前はよくフリーマーケットに出店していました。
 明るくて真面目で動物を愛するお二人。ペットを飼っている人は以後付近の孔子廟や府中街などの観光地を散歩しがてら、ここでアフタヌーンティーを楽しむことができるでしょう。
 この一年間、大家さんには大変お世話になりました。おかげで洞蕎麦は次のステップへ進むことができました。来たる年が皆にとってよい一年になればと願います。
 日本の皆さん、台南へ遊びにおいでの際は洞蕎麦に加えて「先吃・再聊」にもぜひ足をお運びください。

  很高興甕井老宅(舊洞蕎麥)即將有新的氣象! 是一間動物友善甜點咖啡廳《先吃・再聊》。合照裡左邊一對俊男美女是新的主人,張小姐是一位甜點師傅,做的可麗露、裝飾蛋糕、瑪德蓮等等西式甜點很可口,之前常常在市集出攤。
  他們很開朗、認真、愛護動物,有養寵物的朋友們可以帶著寵物來散步孔廟府中街,順便在這裡喝下午茶。
  另外,特別感謝我們的房東這一年來的照顧與支持,讓洞蕎麥茁壯成長,邁向更好的發展。祝福大家明年一切順利!

  敬請期待新生洞蕎麥的同時,也請期待甕井老宅的新面貌!

地址:開山路122巷36弄12號
預定一月下旬開始試營運,請關注《先吃・再聊》粉絲頁:
https://www.facebook.com/stomachfriend/

※12/25 他們在海安路手手市集出攤。

2016/12/20

引っ越し完了

店の引っ越し完了。14か月、お世話になりました。一番大きな荷物、それは思い出。

搬家完成,謝謝這棟房子這14個月給我們很多美好的回憶。我們搬的東西中最有重量的,就是回憶。



2016/12/18

移転作業中




 店と自宅の引っ越し中。大工仕事、ペンキ塗り、水道電気系統の整備、機器や家財道具の搬入などおおむね片付きました。続いては整理、掃除、そして新しいメニューの製作。リニューアルオープンまであと二週間。

  準備開店與搬家同時進行中。木工裝潢、油漆、水電工程、搬店裡和家裡的東西都差不多了。接著整理、清潔、試做料理、製作新菜單。過兩個禮拜就要重新開幕。

2016/11/08

2016年台南名店百選の受賞式


 おかげさまで台南市が主催する本年度の台南百家好店(名店百選)に洞蕎麦が入選し、本日賴清德市長から表彰していただきました。 早いもので開店からもうすぐ一年。多くのお客様に愛していただき感謝の限りです。とりわけ家主の歐陽さんには大変お世話になっています。以後も努力を続けますので、今後の発展にご期待ください。

  洞蕎麥榮獲105年台南百家好店。感謝大家喜歡我們的口味,也特別謝謝房東歐陽小姐以及未來的夥伴大西先生一起分享今天的喜悅。以後會繼續努力的!

2016年11月8日 洞蕎麥 大洞敦史・蕭米真


2016/10/10

三立テレビ「在台灣的故事」に出演


 明日(火曜)の夜10時30分から三立電視台という全国ネットのチャンネルで放映される「在台灣的故事」という番組に出演しています。廟でナビゲーターの阿耀さんに出会い、「十八卯茶屋」でオーナーの葉東泰氏にお茶を淹れていただき、「第三代」で台南名産サバヒースープを飲み、「台南市長官邸」でかつての台南市長羽鳥又男氏のエピソードを語り、最後は私の店で一緒に蕎麦を打って食べました。

◇公式ブログの紹介:http://blog.iset.com.tw/taiwanstory/?p=25826
以後Youtubeにアップされたらまた告知します。

◇数日前、快活でユニークな阿耀さんと台湾各地のさまざまな人物を紹介するこの番組は共に「金鐘獎」という放送業界の賞を獲得、おめでとうございます。

***
  明天(週二)晚上22:30〜三立電視台《在台灣的故事》裡,我在「城隍廟」裡遇到主持人阿耀先生,帶他到「十八卯茶屋」請老闆葉東泰先生泡茶,到 「第三代」吃虱目魚湯、到「台南市長官邸」講以前的台南市長羽鳥又男先生的故事,然後一起製作蕎麥麵。阿耀先生很活潑又很好笑,請朋友們觀賞!

◇官方部落格已宣布:http://blog.iset.com.tw/taiwanstory/?p=25826

◇他們前幾天得了兩個金鐘獎,恭喜!
在台灣的故事 得了《最佳行腳類節目獎》

主持人姚淳耀先生 得了《最佳行腳類節目主持人獎》

2016/10/05

八重山台湾移民ドキュメンタリー「海の彼方」(海的彼端)


 現代世界が直面している議題の一つ、移民。
 八重山・石垣島に暮らす玉木婆ちゃん88歳、かつて1947年に台湾で発生した228事件の渦中に夫と南投県の埔里から東海岸の蘇澳へ行き、更に「ヤミ船」で海を渡って命がけで石垣島へ渡った台湾移民だ。そこで初めはパイナップルを植え、後にそば屋を営み、多くの子孫に恵まれて今に至る。玉木という名字は彼女が帰化するときに亡き夫の名前「王木永」を元につけられたものだ。今台湾の映画館で上映中のドキュメンタリー『海の彼方』(中国語:海的彼端)は玉木婆ちゃんとその家族の物語である。
 玉木婆ちゃんは7人の子に恵まれ、孫は27人、今は総勢40名の家族がいる。ある子供は青果店を営み、ある子供は和食の店をやっている。孫の慎吾は東京で沖縄出身の友人たちとロックバンドを結成し活動中。東京と沖縄とのギャップを日々意識する彼もまた「国内移民」といえる立場にある。
 玉木婆ちゃんの米寿の祝いには慎吾を含め家族のほとんど全員が各地から石垣島に戻ってきた。レストラン北京飯店で開かれた、あたたかく賑やかでかつ心配りの行きとどいた誕生日パーティー。お婆ちゃん以外に台湾の言葉を話せる人は誰もいない。けれども彼ら家族間の団結の強さは、台湾人の血流を十分に示しているように思えた。

  移民,是個全世界正在面對的議題之一。
  住在八重山地方石垣島的玉木阿嬤88歲,曾經被捲入228事件的漩渦之中,和丈夫一起從埔里到蘇澳,再坐「闇船」(違法的船)三天兩夜到了石垣島。一 開始種鳳梨,後來經營麵店、在那裡紮下了根。她的姓玉木,是她歸化時把已去世的先生的名字「王木永」改下來取名的。現在在台灣各地上映的紀錄片《海的彼 端》是玉木阿嬤和她家族的故事。
  玉木阿嬤生了七個孩子,現在有27個孫子,總共有40個家族。有的孩子開青果店,有的孩子開日本料理店,孫子慎吾在東京跟沖繩朋友們結成搖滾樂團,我想他也算是一種「國內移民」。
  玉木阿嬤88歲生日時,幾乎所有的家族們從日本各地回到石垣島,慎吾也是其中一個。在餐廳舉辦一場很熱鬧又很用心的生日派對。雖然除了阿嬤之外沒有一個人會講台語,但是家族之間團結的緊密度十分表現台灣人的血流。

◇海的彼端(海の彼方)FB:https://www.facebook.com/tamakifamily/?fref=ts

2016/09/28

鋭意練習中


 南吼音樂フェスティバルまであと三日。台風で一日練習がつぶれてしまいましたが、安平小学校中国古典音楽クラブの子供達と鋭意練習に励んでいます。
 
南吼音樂季活動時間:10/1(六)11:30-21:00
安平國小國樂樂團演出時間:11:30-12:00
地點:札哈木原住民公園(林默娘公園旁)
https://www.facebook.com/events/1121727057912056/

2016/09/27

台風日の出勤・登校停止令

  台湾では台風上陸の前夜、台風の規模が市民の外出に危険を及ぼすレベルと判断されると、市長や県長が「停止上班上課」(出勤・登校の停止)の布告を出し て、その市内・県内の学校や企業は休みになる。もし布告が出されなかった翌日が暴風雨なら市民から怨嗟の声が県市の長に向けられるし、布告が出たのに風雨 がたいしたことなければ企業から批判が向けられる。安全と休養を求める市民の声と経済界からの要求の板挟みで、台風が来るたびに首長は苦しい判断を迫られ る。
 昨夜(26日)台南市、高雄市、嘉義県、嘉義市、雲林県はいずれも「午前中のみ出勤・登校」の決定をした。ところが台風の足が速まったのか、朝7時過ぎ に私が演奏の練習のためにバイクで小学校へ向かっている時点でハンドルを取られそうになるような風が吹いていた。台湾では家族が車やバイクで子供を学校に 送り迎えする家庭が多い。12時はもう暴風雨で、学校の前の道路は大混乱になった。もちろん会社からの帰宅も命がけ。
 かんかん照りだった昨日は想像もつかなかった光景がメディアに続々と流れ出した。赤信号でもないのにバイクが群れをなして停止している様子を上から撮っ た写真。あまりに風が強くて進めないのだ。宅配ピザのスクーターが転倒している写真。運河の水が道路に溢れ出している。無数の家が浸水に見舞われている。農作 物の被害もひどいはずだ。
 普段は支持率の高い台南市長や高雄市長も批判の的になり、謝罪の声明を出した。以後は半日だけ出勤・登校という布告は辞めたほうがいい。市民の側も、た とえ布告が出ていなくても各自が危険と判断したら出勤・登校を控えて、それを企業・学校も容認しなければならないような意識を作っていったほうがいい。

2016/09/23

南吼音楽季

 10月1日(土)に台南安平の札哈木公園にて毎年恒例となった音楽フェスティバル、南吼音楽季が開かれます。私は安平小学校・中国古典楽器クラブのメンバーたちと一緒に11時半から12時まで出演、五曲ほど演奏します。極めて真剣に二胡や琵琶や古箏を弾く子供たちとただいま稽古中、とても楽しい体験です。誘ってくださった台南の著名歌手謝銘祐氏に感謝。

  10月1日(週六)在台南安平札哈木公園舉辦第三屆南吼音樂季,我與安平國小國樂社團的同學們當天上午11:30-12:00演出,會演奏五首曲子,同學們都非常認真地拉二胡,彈琵琶、古箏等等,正在努力練習中,對於我來說這是個很特別的經驗,感謝謝銘祐老師的安排。

大愛テレビ局の音楽番組《樂事美聲錄》南吼音樂季を紹介した回:
https://www.youtube.com/watch?v=gYxVA7FPmEw
(12:10〜17:40大洞)

2016/09/06

再会

 店をやる中での喜びの一つは、しばしば遠くから友人が訪ねてきてくれること。一年ぶり、三年ぶり、ときには五、六年ぶりに、記憶の中のイメージとは少しだけ印象が変わった友人と、お互いの歩みを語りあえば、台南の町で比較的単調な日々を送っている自分にも、世界、皆の人生、すべてが絶え間なく動いていることが感じられる。

  常常見到來自遠方的老朋友,是開店的喜悅之一。有些人是已經一年、三年、或五年以上沒有見面,跟和自己記憶中的樣貌稍微有變化的朋友一起談彼此這幾年經歷的事情,就讓身在台南過著比較單調的日子的我感受到世界不斷地變化,大家的人生也總在進行。

2016/08/19

成若涵さんの台南エッセイ

 先日大阪中央公会堂で行われた「私と私の台南」イベント会場に作品を出展したペーパーアーティストの成若涵さん。彼女が創作理念として寄せたエッセイを、許可を得て掲載します。

  「創作理念―私と私の台南」

 前回台南に幾日か滞在したのは、もう二年以上も前になります。
 私は事あるごとに台南が大好きだと人に語っておりますが、かつてはもっぱらその歴史や古蹟、偉人や扁額といったものこそが台南の代表であり、それらを心に刻むのが台南に近づくことだと思っておりました。
 けれども最近になって改めてこの古い町で過ごした日々の記憶の糸をたぐってみると、そこから浮かび上がるイメージはどれも、取るに足りないような小さな日常の一コマばかりであることに気づいたのです。
 朝陽が直接射し込んでくる古い家屋はすぐに熱がこもり、私は年代物の木戸を押し開け、ややこり気味の腰を伸ばしました。
 そのとき鼻孔をついたのは雞蛋糕(ベビーカステラ)の甘い香り。
 この香りの源を突き止めるよりも早く、満面に微笑みを浮かべた女の子に視線が止まりました。
 私は軽くお辞儀をして、微笑みながら彼女に「おはよう」と言い、同時に心の中で思いました。
 或いはこれこそが台南の人情味かしら。見知らぬ人なのに、こんなにも距離が近い。
 くねくねと曲がる細い路地に沿って歩いていると、両手の指を四角に合わせて私だけのキャンヴァスを作りたくなる衝動に駆られます。
 その中に見えるのは赤い屋根瓦、オレンジ色のレンガの壁、緑の藤蔓、錆ついて深い色合いをたたえた自転車など。
 子どもたちが無邪気に遊び戯れ、ためらわず水たまりに踏みこみ、飛沫をまきちらす光景を眺めていると、ふと子供の頃の無数の記憶が蘇ってきました。
 お手玉を握りしめ、ケンケンパさえ遊んだことがなかった幼い私。
 大きな樹の蔭でお爺ちゃんたちが将棋を指すのを見つめていたあの日の家族旅行。
 とめどなく流れる想念を不意に断ち切ったのは、指の間に滴り始めたアイスキャンデーの雫。
 急いでそれを舐め取って、手をパーの形に開いたから、幸い粘り気を感じるのも最小限で済みました。もう少しここに座っていましょう。暖かい風を頬に浴びながら。お尻が椅子から離れたがらないのです。目の前のシンプルな悦びに浸っている子供たちがいつまでも家に帰ろうとしないのと同じように。
 街路灯が徐々にともり始めた頃、ほの暗い月色の地面を踏みながら、片屋根式アーケードの一隅にある店で、頭を上げれば月が目に入る小さな椅子に腰かけ、最愛の乾麵(汁なし麺)を頼みました。
 或いはスピーディーでかつ無駄のない店員の動きをぼんやり見つめることや、隣客の世間話に聞き耳を立てること、それが最も平凡で、最も奥深い台南生活の醍醐味かもしれません。
 この日、私は著名な店の経営者たちがそれぞれ煙立つ三本のお香を手に、列をなして馬公廟(唐代の将軍馬仁を祀る廟)へ詣で、事業の安泰と発展を祈る光景を初めて目にしました。
 それで思い至ったのです。あらゆる街角、あらゆる曲がり角が神仏の加護を宿していること、また住民たちの自然や土地に対する依頼と敬意を宿していることに。
 これが私の台南での生活模様です。
 この町がもつ自在で穏やかなテンポが好きなのです。細水長流(細くどこまでも続く川の流れ)の愛と同じく、それだけがあれば十分です。

(執筆者:成若涵/翻訳:大洞敦史/イベント主催:台南市政府観光旅遊局/イベント実行:台南紅椅頭観光倶楽部)

2016/08/14

「台湾マンゴーの父」鄭罕池氏

 マンゴーの郷・玉井に「台湾マンゴーの父」と呼ばれる鄭罕池氏を訪問。今や台湾の象徴の一つとなっている真っ赤なアップルマンゴー、鄭氏は50年以上前 にそれをフロリダから台湾に移植し、栽培を試みた第一人者です。著書『台湾環島 南風のスケッチ』でも氏のことを紹介していますが、お目にかかるのは初め て。1929年生まれの鄭氏、ご自身の人生と玉井とマンゴーについて、実に二時間以上も話し続けてくださいました。
 若い頃はサトウキビくらいしか作物のない貧しい土地だった玉井。住民たちの暮らしは山地に住む原住民よりももっと厳しいものだった。28歳で玉井農会の局長になり、1960 年にフロリダから四十数種類のマンゴーを試験的に移植。その中で色合い・収穫量・味わい共に優れていたアップルマンゴーを主軸に定め、地元の農民たちと共 に努力を重ねて山を覆うマンゴーの森を作りあげた。現在は玉井とその近隣地域だけで台湾全体の過半数のマンゴーを産しており、その多く(特に「愛文」と呼 ばれるアップルマンゴー)が日本や近隣の国々に輸出されている。
 鄭さんの偉大なところは、マンゴー栽培の知恵を自分だけの独占物にするのではなく、玉井の村ぜんたいの共同資産として、この五十年のあいだ、村とともに発展してきたこと。村人たちの収入は50年前と比べて100倍にもなったとか。
 ちなみにこの日着ていったのはサトウキビ柄のYシャツでした。



  去玉井訪問「芒果之父」鄭罕池先生。我的書裡面也有介紹他,不過一直沒有見過面。1929年出生的鄭先生,為了我們講他的人生故事講兩個多小時,從小時候的事情開始講,當時的玉井只種甘蔗,大家都窮得比山地原住民還嚴重……(很巧我今天穿著甘蔗襯衫)
  他的熱情讓我們非常感動,也感謝玉井區農會的幫忙。※鄭罕池先生紀實:http://iword.biz/topicdetail.php?id=126&p=3502

2016/08/06

『小日子』にインタビュー掲載


 
 台湾のライフスタイル誌「小日子」(2016年8月号)にインタビューが掲載されました。何年も前から愛読していた雑誌なので嬉しさもひとしおです。

  《小日子》2016年8月刊上登載採訪(撰文=葉思吟,攝影=陳志華)。
  「在煮麵時,我習慣戴上頭巾,其中一塊還是小學時候參加活動獲得的贈禮,對我來說,它相當具有紀念意義」。
  我頭上的布手巾是國小一年級的時候學校給我的。雖然那已經是25年前的事,不過我還記得清楚。希望暑假來洞蕎麥參加親子活動的小孩們也能留下一個美好的回憶。

2016/07/21

離島・東吉嶼へ

 
 台南と澎湖本島のほぼ中間に位置する島、東吉嶼へ日帰りで行ってきました。台南から船でわずか二時間ほど。住民は十数人で一番若い人でも七十何歳、買い物できる場所は小さな雑貨屋だけというまさに孤島の世界。珊瑚礁が広がる海の青さ、なだらかな草原、羊の群れ、海の浸食で形成された玄武岩の奇岩、海の向こうに点々と浮かぶ島々、灯台、日本時代の兵舎跡等々、何もかも台湾本島とは別世界。
 次回は満天の星空を仰ぎたいですが、船が水曜と土曜にしか出ていないので、もし泊まりがけで行くなら最低三泊しないといけません。なお船が出るのは一年の内六ヶ月だけ。冬のあいだ住民は台湾本島で暮らすそうです。


2016/07/05

lonely planet中国語版にインタビュー掲載




 国際旅行雑誌『lonely planet』中国語版(2016年7・8月号)の台南特集にインタビュー記事が掲載されました。自身の経歴のほか台南の中の「異郷」をテーマに、港町安平でのシーサー創作プロジェクト、旅を愛するオーナー阿勇氏が営む暖暖蛇咖啡館(Café Flâneur)、健康とエコと友情の尊重をモットーに台風氏が営む自家製ブルガリアヨーグルト販売店白甘餘などを紹介しています。

  國際旅遊雜誌《lonely planet》中文版(Jul-Aug 2016)刊登我的採訪記事,除了自己的經歷和對台南的感情之外,還有以「台南裡面的異鄉」為主題介紹著安平風獅爺復育計畫、愛旅遊(也愛看lonely planet)的阿勇先生經營的暖暖蛇咖啡館及以尊重健康、環保和朋友為標語的台風先生經營的自製保加利亞優格販賣店白甘餘等等。

2016/06/10

「明神岳・春」


 父が東京から送ってくれた一枚の油絵、父の小学校のクラスメートである黒岩方人氏の作品「明神岳・春」(東京都議長賞受賞)を店の壁に掛けました。雪を被った上高地の高峰明神岳と新緑の森、そこから流れ来る雪解け水が、猛暑の台南に一陣の涼風を届けてくれるかのようです。

  店主父親從東京寄了一幅油畫到店裡,是他國小同學黒岩方人畫師作品《明神岳・春》(獲得東京都議長獎)。海拔2931公尺的明神岳位置在日本長野縣,長野縣被稱做蕎麥麵的故鄉。春天山谷裡的小溪,潺潺地流著清澈的融雪水。把用那些清水製作而成的蕎麥麵配著當地的山葵一起吃,是很樸素卻最讓當地人陶醉的享樂。

2016/06/06

佐々木千絵さんのスケッチ



同じ時期に同じ出版社から台湾に関する本を出版したイラストレーターの佐々木千絵さん。4月に洞蕎麦で似顔絵と豆本作りのワークショップを開催し、そのときの記録をもとに素敵なスケッチを描いてくださいました。
佐々木千絵さんのWeb: http://www.sasakichie.com/

2016/05/19

大愛電視台の収録

 台湾で色々な生き方をしている外国人にスポットをあてたテレビ局「大愛電視台」の番組「在台灣站起」の収録、台南で手作りカレーを販売されている大西さんと洞蕎麦で「台南進行曲」という台湾語の歌を歌いました。
 ちなみに大愛電視台は仏教関係のため肉料理を映すのはタブー。さいわい洞蕎麦では肉も魚も出していないので心配いりません。

  在洞蕎麥拍大愛電視台節目《在台灣站起》,跟咖哩達人大西先生一起唱台語歌「台南進行曲」。這禮拜六下午15:30-17:00在延平郡王祠演出,有空歡迎來參加。

2016/04/21

「日本の麺食文化」トーク




高雄市七賢小学校で保護者の方々向けに「日本の麺食文化」というテーマでスピーチをさせていただきました。蕎麦茶を飲みながらリラックスしたムードのなか、昨年春の旅行で撮りためたものを中心に百枚以上の写真や映像をスクリーンに流しながら、蕎麦やうどん、ラーメンその他の麺類についてのエピソードや食べ方作り方、栄養成分などを紹介し、最後は三線演奏。資料を用意するため多くのことを調べたおかげで、わたし自身にとっても多くの収獲がありました。

今天在高雄市七賢國民小學擔任《日本的麵食文化》課程。大家喝著蕎麥茶,輕鬆的氣氛之下,一邊播放一百多張照片和一部影片一邊講蕎麥麵、烏龍麵、拉麵及其 他麵食的故事、各種吃法、製作方式、營養成分等等給媽媽們聽,最後彈著三線一起唱歌。因為為了準備資料研究了一些事情,我自己收穫也是滿滿的。

2016/04/06

似顔絵・豆本DIYイベント大成功


 イラストレーター佐々木千絵さん、青山京子さん、いいあいさんをお招きしての「似顔絵&豆本DIY」イベント、大盛況でした。ご参加くださった皆様、誠にありがとうございました。
 大人と子供を含め42人が豆本づくりに熱中し、青山さんといいあいさんの親切なサポートのおかげで皆さん上手に一冊の本を作りました。ページには青山さんが描かれた、ユニークな帽子をかぶった女性の絵がたくさん。本の名前は「台灣的話 日本的話」。本を作りおえてから皆さんに「まるいぼうし」「りぼんのぼうし」などの平仮名をシールに書いて該当するページに貼ってもらい、一緒にそれらを読み上げました。同時進行で佐々木さんは各テーブルを回り、4時間のうちに実に45人分もの似顔絵を描いてくださいました。しかもぜんぶカラーです。一石二鳥どころか三鳥、四鳥のイベント内容。最後に洞蕎麦自家製の蕎麦アイスを参加者全員に召し上がっていただき、小さなプレゼントをさしあげてお開き。
 佐々木さん、青山さん、いいあいさん、本当にお疲れさまでした。多くの台湾の人たちと知り合えて、きっとこの先も何かが広がっていくことでしょう。いつかまた何かやりましょう。何ができるか、今から楽しみです!


  邀請三位日本專業插畫家舉辦的「似顔絵&豆書DIY」活動圓滿成功,感謝大家來參加!
  大人和小朋友兩場總共42個人一起製作豆書(「豆」就是小小的意思),青山京子老師和いいあい(i i a i)老師親切地幫大家教怎麼做,豆書裡面有很多青山老師畫的戴著各種帽子的女生,書名叫「台灣的話 日本的話」,書做完之後請大家寫「圓形的帽子」「絲帶的帽子」等等的日文(平假名),然後大家一起唸,順便學日文。同時佐々木千繪老師幫大家畫可愛的肖像畫,四個小時畫了45個人的臉,而且都是彩色的。活動內容真是一石二鳥,不對,一石三鳥或四鳥的。最後請大家吃洞蕎麥自製蕎麥冰淇淋,並把小小的禮物送給大家。
  老師們辛苦了,不過他們都非常高興認識你們,也很喜歡台南,以後有機會再辦一場,敬請期待!

【老師們的網站】
佐々木千絵 https://www.facebook.com/Illustrator-%E4%BD%90%E3%80%85%E6%9C%A8%E5%8D%83%E7%B5%B5-785020641526968/?fref=ts
青山京子 http://www.kyoko-aoyama.com/
いいあい http://blog.iiai.tokyo.jp/

2016/03/24

4月4日 似顔絵&豆本DIY活動


台湾で子どもの日にあたる4月4日(月)、台南の洞蕎麦で「似顔絵&豆本制作」イベントを開催します。豆本の制作指導はイラストレーターの青山京子さん。なんとA3の紙一枚で、一時間足らずのうちに一冊の可愛い本ができてしまいます。制作時間中、佐々木千絵さんが参加者全員の似顔絵を描いてまわります。おまけとして蕎麦アイスも提供。一石三鳥のイベント、ただいまお申し込み受付中です。

【参加費】大人250元/中学生以下200元
【時間】4月4日 午後三時(第一回)&午後五時(第二回)
【定員】各二十名
【場所】洞蕎麥傳藝坊(台南市中西區開山路122巷36弄12號)
【申込方法】
1.代表者氏名
2.人数 大人○名 子供○名
3.第一回 or 第二回 参加希望
4.連絡先
以上をご記入の上、FBの本イベントページからメッセージでお送りください。

【講師紹介】
佐々木千絵:
雑誌や本のイラストを描く一方でアート教室「アトリエ55」を主宰。著書に『子連れ台北』『ジジ連れ冥土の土産旅inパリ』。2014年12月台南屎溝墘客廳にてイラスト展示、似顔絵イベント開催。10分ほどでみなさんの似顔絵と日本語(ひらがな)で名前を書きます。

青山京子:
 主に雑誌やウェブなどでイラストを描いています。著者に『大人かわいい!イラストレッスンBOOK』。2015年末、初めての台湾旅行。豆本キットを使って簡単な豆本を制作しながら日本のひらがなを書いてみませんか?制作時間は30分~1時間程度。12歳以下のお子様は親御さん同伴で一緒に制作しましょう。



4月4日(週一/兒童節)洞蕎麥主辦《似顔繪&豆書DIY》活動!
「似顔繪」就是可愛的肖像畫,「豆書」是小小的書,只要用一張A3的紙就能做出來!
當天兩位來自日本的職業插畫家教大家怎麼做豆書、同時畫大家的似顔繪。

【參加費】大人250元/小孩(國中生以下)200元。※贈送蕎麥冰淇淋一球

【時間】4月4日 下午3點(第一場)
        下午5點(第二場)

【名額】每場20人

【地點】洞蕎麥傳藝坊
(台南市中西區開山路122巷36弄12號。府中街「夏威夷碳烤」進去巷子就到)

【報名方式】
請填以下項目,透過FB傳私訊或傳簡訊給0905-072026。
1. 代表者姓名:
2. 人數:大人○位 小孩○位
3. 電話:
4. 活動之前直接付款 或 轉帳

【付款方式】
A 直接付款:請4月2日之前至嬉春閣孔廟店(南門路65號)
聯絡蕭小姐(0985-302885)

B 轉帳:請3月31日(週四)之前將參加費轉帳至以下帳號。
▲第一銀行 台南分行 601-68-064426 蕭米真
完成後告知您的帳號後四碼。
☆3月25日(週五)以前報名的人可以得到神秘小禮物!

【老師介紹】
佐佐木千繪
來自神奈川縣。專門為書籍或雜誌等畫插畫、另外也經營才藝教室。
日文著作《子連れ台北》《ジジ連れ冥土の土産旅inパリ》等。
2014年於台南屎溝墘客廳舉辦畫展與台灣旅遊分享座談及簽書會。
4月3號活動時畫大家的似顔繪,還會簽上您的日文名字。

青山京子
來自東京都。主要工作是替雜誌、報紙或網站等畫插畫。
日文著作《大人かわいい!イラストレッスンBOOK》
2015年底初次來到台灣旅遊。
本人留言:想不想一邊用配套材料製作豆書,一邊寫日本文字呢?製作時間只需三十分鐘到一小時就能完成。未滿12歲的小朋友請跟家人一起製作。簡單又好玩喔!

2016/03/16

Stand by Tainan

台南を襲った地震の後、国と台南市の共催で立ち上げられたイベント「Stand by Tainan」、参加者は短冊のような長方形の紙にこの町と人々への祈り、思い、励ましを書いて木に吊り下げました。短い時間に数多くの場所を回り素敵な映像を作りあげた撮影陣に拍手。映像中の〈1:50〉〈2:32〉に私も登場しています。

Stand by Tainan【和臺南在一起】
https://www.youtube.com/watch?v=cxZk9nf3KnU&feature=youtu.be

2016/02/29

桜咲く



 蕎麦のお好きな金太客科技株式会社の王一峰社長が開店祝いに送ってくださった桜の木が、ふと気がつくと花をつけていました。洞蕎麦の庭園では蕎麦の花もまだ咲いています。

2016/02/23

里地帰さん義援金を持って台南再訪


(自由時報台南版、2016年2月23日)

 昨年台南の公会堂と私の蕎麦屋でライブをしてくださった二胡奏者のシンガーソングライター里地帰さん、今回の台湾の地震の当日から二週間のうちにライブを通して実に54万円もの義援金を集め、本日台南市役所にそのお金を渡されました。

 去年在台南公會堂與洞蕎麥演出的二胡創作歌手里地帰老師2/6看到南台灣地震的新聞,當天就發起募款,兩個禮拜在日本十個地方演出,募得54萬日幣(16萬台幣),今天把捐款贈給台南市政府。

2016/02/07

手負いの台湾

 デング熱、大寒波、地震と去年から幾度も傷ついている南台湾。私は無事で、家も店も被害は軽微でした。断水になったので店はお休みしましたが、8日から一週間つづけて営業します。


 今夜は台湾の大晦日。「年夜飯」と呼ばれるごちそうを家族で囲んでいただく習慣があります。台南に住む大部分の人も、倒壊したビルの映像と、刻々と届く救出情報をテレビで見守りながら家族と食事し、沈痛な気持ちになりつつもできるだけ明るい気持ちで新しい年を迎えようと話題を選んでおしゃべりし、紅包と呼ばれるお年玉を家族同士であげたりもらったりしてこの夜を過ごしたことでしょう

2016/01/19

崇明小学校からの感謝状


 台南の崇明小学校の生徒さんたちに蕎麦打ちを体験してもらいました。支援を要する子どもたちのクラスだったそうですが、皆ノリがすごくよく、はしゃぎながら捏ねたり伸したり切ったりしている姿を見ているとこちらも自然と笑顔になります。

  一月十八日台南市崇明國小的同學們來到洞蕎麥製作蕎麥麵。一開始,由老闆先做一次,接著讓大家分兩組輪流製作。送了專屬明信片給大家,老闆煮麵的時間讓大家寫一句參加這次活動的感想或留言給家人、老師或老闆。雖然有些麵條切得有點粗,不過大家一起做出來的麵一定是美味的。感謝崇明國小的老師們的邀請!