2023/06/15

名古屋・岐阜で医療研修②

 競馬場で知られる岐阜県笠松に拠点のある在宅医療に特化した医療法人「かがやき」での研修初日。ぬくもりある木造の建物は、4,700軒のなかからグッドデザイン賞最優秀賞を受賞されたとか。言語療法士であり管理栄養士でもある石川先生に連れて行っていただき、ダウン症の子供、百歳に近いおじいさん、末期がんのおばあさん、脳性麻痺の子供などを訪ねました。「俺のおじさんは台湾総督府にいてな、鉄道つくっとった」とはおじいさんの話。目に力があり、ふっくらして、髪につやがあり、記憶も言葉もはっきりしているおじいさんですが、見せていただいた一年以上前の写真は、骨と皮ばかりでまるで別人でした。石川先生の話では、知らず知らずのうちに口内にカンジダ菌が繁殖している場合があり、そうなると味覚が麻痺し、食欲が衰え、体力が落ちやすくなるそう。発見し、適切に治療することで、食欲を取り戻し、体力を回復させられることが期待できるとか。
 夜はディナーショーと称し、お寿司や串カツなどをいただきながら、院長先生やスタッフの方々のお話をお聴きし、ディスカッションし、皆さん目からうろこが落ちたようで、私もこの組織の仕組み、専業性、コンセプト、経験、スタッフの皆さんのあたたかさに、深く感銘を受けました。   參訪居家醫療診所「Kagayaki」第一天。這間診所位於以賽馬場為馳名的岐阜縣笠松地區的田園旁,溫暖的木造建築物有得過設計大獎。語言治療師也是營養師的石川女士讓我們看到康氏症的小朋友、接近100歲的阿公、癌症末期的阿嬤、腦性麻痺的小朋友等。阿公跟我說,他的叔叔以前在台灣總督府工作,蓋鐵路的。他眼神有力量,體格肥胖,頭髮亮亮,記憶清楚,講話明朗。石川女士讓我們看阿公一年多前的照片,躺在床上的他,身體只有骨頭和皮膚,看不出來還有沒有呼吸,和眼前的他完全不同的樣子。石川女士告訴我們,有些長輩的口腔因為感染「念珠菌」,味覺麻痺,食慾減退,因此容易衰落身體。念珠菌有時候不易發現,但只要治療好,恢復食慾和體力的機率很高。  在晚會上,市橋院長和醫生們分享他們的制度、概念和經驗,讓大家大開眼界。我也深深的感動到。

名古屋にて在宅医療研修の通訳

 18歳の頃から6年半、学生生活を送った名古屋に、20年後の今日、在宅医療研修の通訳として、十数名の台南奇美病院の医療関係者や、奇美食品の職員さんたちと一緒にやってきました。かつて奇美病院で鼻の手術をしたり、創立者の許文龍氏と台湾民謡を合奏したり、奇美グループとのご縁もいろいろ。昔早稲田日本語塾に自分を紹介してくれたのも、今回の企画に私を紹介してくれたのも奇美病院に勤務する友人で、すべての繋がりに感謝です。

  18歲的時候,搬家到名古屋,在這裡唸書及生活6年半,這塊土地成為我的生命之一塊。20年後的今天,和十幾位台南奇美醫院的醫療人員及奇美食品公司職員再次來到這裡,擔任居家醫療見習課程的口譯。我和奇美集團的緣分也很深,在那裡有開過刀,也有跟許文龍先生一起彈奏雨夜花。很久以前推介我給早稻田補習班的,這次讓我引進到這次活動的,都是在奇美醫院工作的朋友們。感恩感激!