2019/10/09

のせでんアートライン2019

 台湾原住民アミ族のアーティスト、ラヘズ・タリフ(Rahic Talif)さんが10/2から約一カ月間、関西地方の妙見山にこもって台風で倒れた樹木を使う大型のパブリックアートを制作します。能勢電鉄沿線で開催される「のせでんアートライン2019」(10/26-11/24)の一環です。期間中ぜひ「日本一の里山」といわれるこの地域の自然景観も楽しみがてら、観覧にいらしてください。

  阿美族藝術家拉黑子・達立夫(Rahic Talif)老師,10/2開始進駐在日本關西地方妙見山上,要花一個月的時間用被颱風倒下的樹木創作一件大型的木雕作品,「能勢電藝術節2019」(10/26-11/24)中會看到,歡迎在舉辦期間來關西參觀!


2019/09/21

フランコ・カッサーノ『南の思想』

 10年ほど前に恩師・米山優先生から薦められたフランコ・カッサーノ『南の思想 地中海的思考への誘い』(講談社選書メチエ)を読み返している。カッサーノは南イタリア・バーリの思想家。西洋の経済至上主義を「ホモ・クーレンス」(走り続ける人間)「走行の原理主義」という概念を使って批判しながら、イタリア北部と比べて「遅れている」と見なされている南部の、劣等として理解されている諸特徴の中から、人生と共同体を豊かにするヒントを引き出している。

「一般のイタリア人が抱く南イタリアのイメージは、一般の日本人が抱く東南アジアのイメージにきわめて近いように思われる。景色が美しい、歴史遺産が多い、食べ物がおいしい、人は親切で、生活はのんびりできる。しかし、にもかかわらず、街が汚い、人はあまり仕事しない、インチキが多い、治安が心配などというイメージだ。」(p.8)

 この本の中の「南イタリア」を「台南」に置き換えてみると、気味が悪いくらいに、台湾社会の現状を的確に言い表した分析になる。日本と台湾について考えるとき、イタリアを比較対象に取り入れると、より深い分析ができそうだ。

 ぼくが台南に感じる魅力の一つは「老・古・遅・小・弱」といった負にとらえられがちな要素がここでは肯定され、尊重されることにある。そしてカッサーノも「遅さ」の重要性を強調する。

「カッサーノが言う遅さとは、従来の南を特徴づける、従属や無関心が生んだ『鈍さ』ではない。反対に、現代の新資本主義がわれわれに強制しようとする『加速』への、現代的解毒剤である。…速く生きることによって、時間をかけてしか経験できない大切なものを失ってしまう。」(p.11)

最近開始重看Franco Cassano《 Il Pensiero Meridiano》(日文版書名:南方之思想),作者是住在義大利南部小鎮Bali的思想家。他一邊用「一直奔跑的人類」「奔走之原理主義」等概念而批判西洋文明的經濟至上主義,一邊從義大利南部所擁有的各種特性(一般來說,這些特性是被認為「落後」的)裡,找出會讓個人的生命及人間社會更充裕的智慧。

引用:“大多數義大利人對義大利南部的印象,好像類似一般日本人對東南亞洲的印象。則是景色很美、歷史遺產很多、食物好吃、人們很親切、生活很悠閒。另一方面街道不乾淨、人們不勤勞、詐騙很多、治安令人擔心等等。”

如果將在這本書裡寫的「南部」換成「台南」的話,作者的分析就可以看成指出台灣社會正在面臨的問題。可能我以後思考台灣或日本社會的某些問題時,以義大利社會為參考的話,分析得能更深入。
我喜歡台南的理由之一在於台南人的價值觀,他們會將「老的、舊的、慢的、小的、弱的」等等通常在外面被否定的特性,卻非常的肯定也會尊重。然後Cassano也在這本裡強調「慢」的重要性。

引用:“Cassano所說的「慢」並不是從服從所產生的「遲鈍性」。相反地,它是一種對現代新資本主義要強迫我們的「加速」的解毒劑。…我們因快速地度過生命,會失去只有花費時間才會經驗到的重要事。”


2019/09/17

テレビ番組「台南向前行」に出演

台南の色々な人物をゲストに招くテレビ番組「台南向前行-落地生根 日本蕎麥麵職人的慢活台南」に出演しました。台南での生活、今までしてきた仕事、台南の魅力などを話しています。

Youtube:https://youtu.be/U-jssJU94sk

2019/08/27

台南観光PRイベント「紅椅頭」、9月上旬東京で開催

2015年から毎年大阪で開催されてきた台南観光PRイベント「紅椅頭(アンイータウ)」、今年は満を持して東京に上陸です。
私も例年通り翻訳を全面的にお手伝いさせていただきました。
今年の注目ポイントは、会場の一つがなんと昔ながらの銭湯!
9月上旬の開催。関東近辺の皆様、ぜひお出かけください。

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【疲れを癒す週末台南旅】

四年連続で大阪で開催されている台南市主催のイベント「アンイータウ」、ついに東京上陸!
丸の内「GOOD DESIGN Marunouchi」と杉並の銭湯「天狗湯」で、食べておかずには帰れない台南グルメ、買わなきゃ損なお土産など、のびのびした台南に癒されるヒントを紹介します。台南を愛する皆様、ぜひお出かけください!

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✹ 観光展示会✹
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会期|2019/9/2(月) 〜9/16(月)
時間|11:00〜20:00 ( 観覧無料 )
会場|GOOD DESIGN Marunouchi
住所|東京都千代田区丸の内3-4-1・新国際ビル1F
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✦特別企画:台南風銭湯✦
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会期|2019/9/2(月)〜9/8(日)、金曜休
時間|15:45 - 23:45
会場|天狗湯
住所|東京都杉並区西荻南1-21-4

詳しくはこちら➟https://www.facebook.com/events/877798149259129/

2019/07/30

『自由時報』に出版記念イベントの模様が掲載

(『自由時報』台南版 2019年7月30日)

 《遊步台南》(皇冠)の出版記念トークイベント、盛況の内に幕を閉じました。ご協力いただいた皇冠出版と林百貨の方々、当日早朝に東京から台風を飛び越えて来てくださった野嶋剛さん、前で話をしてくれた陳世憲さんと蔡宗昇さん、お忙しい中足を運んでくださった友人の皆様、偶然通りかかって真面目に聞いてくれた皆様に、心より感謝申し上げます。
 「老い、古さ、遅さ、小ささ、弱さ。大都市では淘汰されていくこれらの性質が、台南ではかえって尊重されている。それが台南が旅人を引きつける理由の核心だと思う。そんな台南の昔ながらの考え方、ものの見方を、これからも探究していきたい。」というようなことをお話させていただきました。

  《遊步台南》(皇冠)分享對談會非常盛況,感謝皇冠出版和林百貨無私的幫忙,也感謝當天早上從東京飛越颱風來跟我對談的作家野島剛老師,上台講話的陳世憲老師和蔡宗昇廳長,以及抽空來出席的各位貴賓,朋友們,路過而認真聽的大家!
  「台南是一個充滿愛與智慧的城市。因為這個地方會肯定及尊重老的、舊的、小的、慢的、弱的,等等在都市發展的過程中會被淘汰的性質。我想這是台南為何吸引外地人的最大原因。以後也會繼續探究這個老百姓的生活哲學。」

2019/07/25

今週末、林百貨での出版記念イベント

先日告知しました林百貨での出版記念イベント、いよいよ今週の土曜日となりました。 林百貨のサイト上でも内容の詳細について告知されています。下記のリンクをご参照ください。

12位藝術家的台南慢時光—《遊步台南》新書分享會

2019/07/20

7/27林百貨にて『遊步台南』出版記念トークイベント

27日土曜日に台湾で最も趣のあるデパート、林百貨にて『遊步台南』の発表会を開かせていただく事になりました。
三線演奏あり、作家野嶋剛さんとの対談あり、本の取材にご協力いただいたアーティスト(書道家陳世憲さん、カメラマン蔡宗昇さん)による台南今昔物語ありと、彩り豊かな内容になっています。
いつも私を応援してくださっている野嶋さんは、なんとこのイベントのために当日早朝、日本から駆けつけてくださるとのことで感謝感激。
がんばって充実した時間にしたいと思います。

7/27(六)15:00-17:00在林百貨4F舉辦《遊步台南》分享會。
14:40〜我先彈三線吸引現場民眾,15:00〜與作家野島剛先生對談,16:00〜與協助寫這本書的兩位藝術家,書法家陳世憲老師和攝影師蔡宗昇廳長談台南今昔。
野島剛先生為了參加這場活動,當天從日本特地來台南,真讓我感動。
不需報名,歡迎大家來!


2019/07/05

台湾の文芸誌『皇冠』に寄稿

  1954年創刊の台湾の文芸雑誌『皇冠』の巻頭に、6ページにわたってエッセイを掲載させていただきました。自分がどのように生きてきて、なぜ台湾に引き寄せられたかがテーマです。

 創刊於1954年的《皇冠》雜誌,在第785期7月刊的卷首p.18-23登載著一篇我的散文,主題是我怎麼走過來及為何愛上台灣。請大家如果到書店就看一看!

2019/05/31

初の中国語著書『遊步台南』(皇冠)6月3日に台湾で出版


中国語で書いた初の本『遊步台南:12位藝術家的台南慢時光』(皇冠)が、6月3日に台湾で出版されます。


〈出版社の紹介ページ〉
http://www.crown.com.tw/crown108/06Jun/408082.html
〈PV〉
https://youtu.be/HhTDF3l3GoY

2年以上の時間をかけ、11名の台湾・日本のアーティスト(魏德聖/一青妙/謝銘祐/大久保麻梨子/佐佐木千繪/蔡舜任/陳世憲/山崎達也/大竹研/葉東泰/蔡宗昇 敬称略、順不同)と共に、市場、旧跡、寺院、食堂、商店、民宿、書店、美術館など60の様々なスポットを訪ね歩き、アーティストからその場所にまつわる物語を聞いたり、そこで体験したことをエッセイにまとめました。皆が台南を愛している事には変わりありませんが、その愛し方とかモノの見方がそれぞれ違っていて、本では12の異なる角度から、この町の魅力や特徴を浮き上がらせました。

取材中いたる所で、ユニークで愛すべき地元の人々に巡り会いました。この本を書く上で大きな目標に据えていたのは「台南の人から暮らしの知恵を学ぶ」ということ。私はもう七年以上この町に暮らしていますが、とても学びきれません。この町は知恵の宝庫だとつくづく思います。

この本にご協力くださったアーティストの方々、取材させていただいた方々、編集者の皆さん、そして妻の蕭米真に、心から感謝いたします。

7月に台南でささやかな発表会を企画中、詳細が決まり次第お知らせします。

第一本中文著書《遊步台南》(皇冠)6月3日出版

我的第一本中文書《遊步台南:12位藝術家的台南慢時光》(皇冠)6月3日上市! 請大家多多指教。

花費了2年多的時間,邀請11位台日藝術家(魏德聖/一青妙/謝銘祐/大久保麻梨子/佐佐木千繪/蔡舜任/陳世憲/山崎達也/大竹研/葉東泰/蔡宗昇)和我一起走訪60個地方,菜市場、古蹟、寺廟、食堂、商店、民宿、書店、美術館......等等,然後他們講故事給我聽。藝術家們都熱愛台南,且愛的方式都不同。從12個角度,描寫出多姿多彩的台南面貌。

採訪過程中,到處遇到有趣又可愛的台南人。我寫這本書的大目標就是「跟台南人學過生活」。我來台南已第八年了還是覺得學不完,台南真是個很有智慧的城市。

感謝每位藝術家們,受訪者們,編輯,還有我的太太蕭米真。

7月中會舉辦新書發表會,正在規劃中,改天會再公佈。

皇冠官方網站裡的《遊步台南》介紹頁:
http://www.crown.com.tw/crown108/06Jun/408082.html
PV:
https://youtu.be/HhTDF3l3GoY

2019/05/12

「李登輝が敬礼した男、陳俊郎氏の破天荒人生」

洞蕎麦の常連客、陳俊郎さん(1927年生まれ、92歳)の波瀾万丈の人生をとりあげたコラムをnippon.comに寄稿しました。生きづらい時代に自由を希求し、挑戦を続けてきた陳さんのアグレッシブな魂は、何かに挑戦しようとしている人を勇気づけてくれます。ご一読ください。

日本語版「李登輝が敬礼した男、陳俊郎氏の破天荒人生」
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00674/

中文版「李登輝也朝他敬禮:陳俊郎的壯烈人生」
https://www.nippon.com/hk/japan-topics/g00674/

2019/04/15

妻の一家と東京旅行

 4月8日から12日まで、妻の家族と東京旅行。初日はさくらを見て、はとバスで東京を一回り、二日目は深大寺で私の家族と会食し、お墓参り、夜は義母が作ってくれた台湾料理(チャーハンとチキンスープ)を食べ、義父のいれる台湾茶を飲みながら贈り物を交換。三日目は子供のころに好きだった上野の国立科学博物館で恐竜の化石を見たり、「みはし」であんみつなど食べたり。四日目は日の出桟橋から船で浅草へ、ひつまぶし、天ぷらを味わい、合羽橋などで買い物。大歓迎してくれた私の家族に感謝。おかげで収獲多き、忘れがたい旅になりました。

  上週帶著太太、岳父母和弟弟去東京,第一天賞櫻花,坐Hato Bus遊覽,第二天在調布深大寺與我家人聚餐,拜墓,岳母煮台灣菜,岳父泡台灣茶,交換禮物。第三天參觀我小時候的天堂上野國立科學博物館看恐龍化石,上野みはし品味日式甜點,第四天坐汽船到淺草,吃鰻魚飯,天婦羅,逛合羽橋餐具街等等,一趟難忘的旅行圓滿完成,感謝我家人的熱情招待。


2019/03/28

專欄「李登輝也朝他敬禮:陳俊郎的壯烈人生」

洞蕎麦の常連、陳俊郎さんのドラマチックな人生について「nippon.com」に書きました。いつもにこやかな表情で破天荒な昔話を聞かせてくれる陳さん。もし自分が映画監督なら、ぜひ映画化してみたいと思わせる物語です。コラム日本語版は後日公開、お楽しみに。

「李登輝也朝他敬禮:陳俊郎的壯烈人生」
(李登輝も敬礼した、陳俊郎氏の壮烈なる人生)
https://www.nippon.com/hk/japan-topics/g00674/

我在「nippon.com」上寫了一篇一位洞蕎麥常客陳俊郎先生(92歲)的故事。如果你是電影製作人,趕快找他拍!
(今天公開繁體中文版,一兩週後也會公開日文版)

2019/01/31

苗栗の旅








 洞蕎麦によく来てくださっている陳先生のお招きに与り、ライオンズクラブの旅行ツアーに、妻と店のスタッフたちと共に参加してきました。行き先は苗栗県の山奥、今の季節は緋寒桜、梅、つつじ、木綿(キワタ)の花、さらに赤く色づいた台湾のモミジが同時に楽しめます。
 薑麻園というやはり山奥の古道の小高い位置に展望台が建っているのですが、その足元には石灯籠の台座らしきものが。ここには昔、日本人の建てた神社があったのでしょう。交通の要だったのかもしれません。
 客家料理を味わったり、カラオケや温泉を楽しんだりして、スタッフたちも旧正月の繁忙期を前に、リフレッシュできたようで何よりでした。

  受洞蕎麥常客Sophia Chen老師邀約,跟太太和同事們一起參加國際獅子會旅遊活動,與聚樂日本料理餐廳老闆和朋友居酒屋老闆娘等約200個人座遊覽車,去了苗栗功維敘隧道,九芎湖,薑麻園等等深山幽谷。在森林裡健走,吸收清爽的空氣,眺望遙遠的山谷,賞各種各樣的花朵和草莓,柑橘等果實。有趣的是現在這個季節在台灣的山上,櫻花、梅花、杜鵑花、木棉花都是盛開,還看得到變紅色的青楓葉。
  走到薑麻園出關古道瞭望台時,發現在階梯上左右邊有圓形石頭台座,這是日治時代放石燈籠的台座,代表曾經這裡有一間神社。這個位置雖然在地圖上很偏僻,但以前可能是條重要的山路。
  品味客家菜,唱卡拉OK,泡溫泉,觀賞好風景,員工們也很開心,在過年繁忙期間之前能夠補充了精神和體力。感謝Sophia Chen老師和國際獅子會!

2019/01/01

2019年台南市カウントダウンイベントに登壇






皆様、新年あけましておめでとうございます。

大晦日は例年通り、たくさんの日本人のお客様が洞蕎麦に来てくださいました。
夜、蕎麦屋の営業を終えてから、毎年恒例で開催されている台南市カウントダウンイベントに。数多くのミュージシャンが登壇し、テレビでも放映されます。
実は今回は臺南市政府新聞及國際關係處・許淑芬前處長のご招待を受け、移住者の代表としてステージに上がらせてもらい、およそ四万人の来場者といっしょに「3、2、1!」とカウントダウンをしました。
先月当選されたばかりの黄市長はなかなか謙虚な方で、自身があいさつする時間を登壇者に回してくれたため、予想以上に私の話す時間が長くなり、日本語で会場の皆と声を合わせて「あけましておめでとう」と言ったり、三線で安里屋ユンタを披露したりと、思い出に残る一日になりました。

こちらから動画が視聴できます。私は32:00あたりから登場。
https://www.facebook.com/tainantoday/videos/593283084450704/