2021/12/04

炊き出しチャリティ活動

12月4日晴天の下、台南駅前の大遠百広場にて、台南市日本人協会のチャリティー活動として、交通不便地域に住む子供たち約200名に手作りカレーライスと唐揚げ、野菜ジュースを振る舞いました。

大量かつ具沢山のカレーを作ってくださったのは焼肉店「貴一郎」とカレー店「貴一郎S.R.T」を営む大槻氏、唐揚げは「神戸厨房」のオーナー福田氏、ジュースはカゴメ「野菜生活」400本で、台湾カゴメ社長であり本協会理事でもある長田氏もボランティアとしてお手伝いにきてくださいました。ほかに野崎理事長など総勢12名の日本人会員がボランティアを務めました。

午後一時に集合して食材や調理道具を運び、カレーを温め、子供たちが来るのをまっ て揚げたての唐揚げ、ご飯と共に盛りつけし、迅速に配り、冷たいジュースを添えて召し上がっていただきました。好吃、アリガトウと、皆さん笑顔で言ってくれました。

本活動は大遠百デパートが主催する「愛の聖誕節」イベントの一環として行われ、当日は巨大クリスマスツリーの点灯式や和太鼓演奏などもあり、賑やかな一日でした。参加した小学校は9校に上り、頂戴した感謝状もぶ厚くなるほどです。

大槻理事、福田理事、長田理事、ボランティアの皆様、ご協力ありがとうございました!また食材の購入には、韓内科診所院長で本協会名誉顧問にもなってくださっている韓良誠医師からの寄付金を使わせていただきました。感謝申し上げます。








2021/11/29

花満開の蕎麦畑で手打ち蕎麦コンテスト

彰化県二林鎮の満開のそば畑で開催された「愛在蕎麥花開時」(そばの花開く時、愛が始まる」という地元のイベントに参加させてもらいました。
冒頭、華やかな浴衣姿の地元のご婦人方との演出で、豊作を祝って宮古島民謡「豊年ぬあやぐ」を歌いました。
その後、メインイベントの手打ちそばコンテスト。今回48時間そば打ち職人養成講座を修了された6名が10人分のそばを打ち、その場で茹でて皆さんに召し上がっていただきました。

物販ブースでは地元の蕎麦粉を使った乾麺、クッキー、茶、コーヒーに加え、フランス人女性が焼くガレットも。台中で「巴黎茶」というガレットのカフェを経営されているそうです。

近くの二林農会には農産物とその加工品を専門に販売するスーパーがあり、蕎麦加工食品のほか、二林の名産であるブドウを使ったワイン、ドラゴンフルーツの麺、コシヒカリなど、特色ある商品がたくさん売られています。「農会」という組織は台湾特有のもので、生産者と政府と消費者の間をつなげる役割を担っています。


在彰化二林鎮盛開的蕎麥花田裡舉辦的「愛在蕎麥花開時」圓滿成功!
我和三位穿著華麗浴衣的當地小姐們演出宮古島古謠「豐年歌」來慶祝蕎麥豐收。
然後6位剛畢業48小時培訓課程的種子老師們製作10人份的蕎麥麵,雖然隔了一段時間,而且在戶外、許多人的面前,但她們動作都很踏實,讓評審們不知該如何評分。做出來的麵條在現場煮,分享給大家。
台上演出還有小朋友的音樂跳舞、魔術、溝頭社區的原住民舞蹈等等,擺攤也很有特色,販售用這裡的蕎麥粉做的乾麵、餅乾、茶、咖啡、還有台中「巴黎茶」的現烤法式可麗餅(Galette)。
這次特別感謝二林農會的洪先生伉儷熱情的招待。蕎麥花田在儒林路上,12月上旬都看得到。若有機會去的話,可以順便到二林農會超市,那邊的商品也相當有特色。







2021/11/24

台南市日本人協会第四回講演会

 日本台湾交流協会高雄事務所の加藤英次所長と弁護士の頼婷婷先生を講師にお迎えし、榮美酒店にて、台南市日本人協会の例会・講演会を開催しました(私は司会を務めさせていただきました)。
 非常に勉強になる内容でした。台湾の株式市場では個人投資家の割合が実に62%(日本は23%)。その背景には売却益にかかる税金がゼロに近いという制度があるなど、日本の人には驚くことばかり。佐藤あさえさんによるレポートをご覧ください。

https://tainan-jp.com/event/6060/

2021/10/28

台湾黒熊に食べ放題サービス

台湾東部・花蓮でのニュース。収穫の時期を迎えている有機栽培の稲田で、絶滅危惧種である台湾黒熊が籾米を食べているのを農民が発見し地元の農会(農業組合)に知らせたところ、農業組合はその一帯の米を丸ごと有機米の価格で買い上げ、黒熊に食べ放題にさせてあげることを決めたとか。しかも「台湾黒熊による品質保証米」として売り出していくアイディアもあるそうです。商売人の気質と生態を守ろうとする思いが、うまく噛みあった例といえましょう。



2021/10/18

「手打ち蕎麦指導者養成講座」48時間無事終了

 蕎麦の産地・彰化県二林鎮での「手打ち蕎麦指導者養成講座」、6日間48時間の講座が無事終了しました。連日、生徒さんたちの向上心と吸収の速さに舌を巻いていました。
 五日目は午前中にドラゴンフルーツと抹茶の変わり蕎麦を、午後に難易度の高い十割蕎麦を作りました。ドラゴンフルーツも蕎麦と共に二林の特産物です。濃厚なジュースで打った蕎麦はよくつながりましたが、濃すぎたためか火の通りが悪く、二八蕎麦が茹で上がるころには色が薄くなってしまうことがわかったので、さっと茹で上がる十割蕎麦のほうが向いているようです。
 最終日は午前中に段位認定制度の筆記試験を行い、それから1kg(水を加えて約1.5kg)の蕎麦を初めて打ちました。特に女性にとって一度にこれだけの量を打つのは相当大変ですが、どの生徒さんもなかなか上手にこなしていました。
 「そば道」というものを考えるなら、それはきっといくつもの道が混じり合ったもので、麺を作る技術はそのなかの一本の道に過ぎません。味わい方、栽培から加工、植物学的な特徴、栄養学的効果、そばに関わる歴史や民俗文化など、すべて奥深く、面白いものです。
 11月27日には二林の野外イベント会場でそば打ちコンテストが開かれる予定。主に今回の生徒さんたちが参加し、私も三線パフォーマー兼審査員として出席します。この時期にはそばの花も見られ、屋台も並び、にぎやかなイベントになるそうです。

  彰化二林鎮「手打蕎麥麵種子教師培訓課程」6天48小時的課程圓滿結束。同學們的上進心和學習速度真令我驚訝!
  第五天早上一起製作「火龍果蕎麥」及「抹茶蕎麥」。蕎麥和火龍果都是二林的特產,用果汁做成的麵條是鮮豔的紫紅色。下午製作沒有加麵粉的「十割蕎麥」。難度很高,但大家都做得很順利。
  第六天早上筆試和實作總重量約1.5kg的蕎麥麵。中午大家一起去同學介紹的老店「李振輝扁食」吃午餐,除了Q彈的扁食之外,米糕和肉燥都真好吃。下午有實作考試,也是做同樣的分量。
  一次做這麼多沒那麼簡單,尤其是女生來說。和麵時腰會痠,揉麵時要付出大的力氣,擀平時麵餅面積會越來越大,使用三支長度90cm以上的擀麵棍。切麵時因麵餅有厚度,操作刀子也有點難。但這個分量是個「蕎麥麵道」的關卡。
  蕎麥麵道,有很多條路。除了做麵技術之外,還有它的品嚐方式、植物學上的特質、健康營養效果、習俗文化/歷史等等,都很奧妙。
  路是無窮的,我也在慢慢前進中。大家以後也一起加油!
 



 




2021/10/03

石臼挽き体験

蕎麦の産地・彰化県二林鎮での「手打ち蕎麦指導者養成講座」、先週に引き続き三日目と四日目の授業も無事に終わりました。
今回は日本で購入した御影石の石臼を抱えていき、皆さんに粉挽きを体験してもらいました。三角錐の黒くて固い玄そばがあっというまに白い粉になる様子は、何度見ても不思議な気になります。皆さん興味津々で楽しんでくれましたが、30分力をこめて回しても、フルイをかけて取れた粉はわずかに170グラム。昔の人たちにとって、食べ物を作るのがどれほど大変だったか、少しだけ身にしみて感じられました。

彰化二林鎮「手打蕎麥麵種子教師培訓課程」第三天和第四天也圓滿結束。
這次我抱著日本製花崗岩(又稱御影石)的石臼過去,讓學員們體驗磨粉。三角錐狀的黑殼種子馬上變成白色的粉,我自己也覺得很神奇。大家都開心地玩,但花了30分鐘用力磨,過篩後做出來的粉僅僅是170公克而已。就感受到古時候,做一頓餐有多麼的辛苦。





2021/09/27

「手打ち蕎麦指導者養成講座」二日目まで終了

 



蕎麦の産地・彰化県二林鎮での「手打ち蕎麦指導者養成講座」、初日と二日目(16時間)の授業が無事に終わりました。
農会の料理教室には、かつて「全麺協」の山本剛副理事長が自腹を切って提供してくださった本格的な道具一式があります。
十名の生徒さんはものすごく熱心で、つねにメモをとり、実習の際もすんなりとコツをつかまれ、綺麗な蕎麦を作り上げていました。台北、新竹、高雄からわざわざ参加してくださった方もいます。
順調に運んだのも、執行組織の担当者である呉さんの献身的な努力のおかげです。来週末またがんばります。

彰化二林鎮「手打蕎麥麵種子教師培訓課程」第一天和第二天(共16小時)圓滿結束。
農會家政教室有曾經日本「全麺協」副理事長山本剛先生自費空運來台的完整的工具,設備齊全。
十位同學們都非常認真,一直做筆記,實習也很快地抓到拿捏,做出不錯的麵條,讓我很佩服。有的同學從台北、新竹、高雄特意來參加。
也非常感謝齊天創意行銷公司吳經理無私的幫忙。下週六日再見。

2021/09/24

彰化県二林鎮「手打ちそば指導者養成講座」6日間がスタート

彰化県二林鎮役所が主催する「手打ちそば指導者養成講座」に講師としてお招きを受け、明日(25日)から行ってきます。
6日間の講座で、一日8時間。講義3時間、実習5時間。
ここ二週間ほどかけて、スライドを200枚以上、16ページのマニュアル、段位認定試験の筆記問題および実技の得点基準を定め、スタッフの方々もすべての食材と道具・設備を準備してくれました。皆さんにお目にかかるのが楽しみです。

受邀擔任彰化縣二林鎮公所「手打蕎麥麵種子教師培訓課程」的講師。
從明天(25日)起總共6天。一天有8小時,3小時講課、5小時實習。
我這陣子準備了超過200張的PPT、段位測試(初段到三段)的考題及實作評分標準、工作人員也幫我安排了所有的食材個工具。期待與大家見面!

2021/08/21

『君の心に刻んだ名前』主題歌が金曲奨を受賞

1987年の台湾のせつない同性愛を描いた映画で、日本のNetflixでも公開中の『君の心に刻んだ名前』(刻在你心底的名字)の主題歌である『僕の心に刻んだ名前』(刻在我心底的名字)が、台湾で最も影響力のある音楽賞である金曲奨の「今年の一曲」に選ばれました。「世界中の人々が、今以上にあたたかい目で、あらゆる愛の形を見守ることができるようになりますように」(希望世界能夠更溫柔看待所有愛的形狀)との、歌い手であるクラウド・ルー(盧廣仲)のコメントです。

2021/08/20

台南の水甕・曽文ダム

茫茫的曾文水庫
有滿滿的水
和濃濃的詩意

台南の水甕、曽文ダム。1973年の竣工当時は東アジアで最も大きなダムでした。数か月前は深刻な水不足に見舞われていた台湾ですが、最近は大雨が続いたことで、豊かな水をたたえています。









2021/08/14

『フォルモサ三族記』初訳完成&ドラマ『斯卡羅』放送開始

 


17世紀の台湾を舞台にした長編歴史小説『フォルモサ三族記』の日本語訳の、初訳が本日完成しました。日本語で36万6千字。2019年末に陳先生の面識を得、翻訳の委託をお受けし、一年ほど前から取り組んできました。どのページのどの行にも、深い歴史知識と文学的センスがにじみ出ており、多くを学びながら、とても幸福な気持ちで翻訳を進めてきましたので、終わってしまうのが少し寂しくも感じます。陳先生の信頼とご教示に、心から感謝を申し上げ、またさまざまなアドバイスをくださった下村作次郎先生、台湾文学館の簡氏や陳氏にも感謝を申し上げます。

ちょうど本日は、陳先生の作品で下村先生が訳出された『フォルモサに咲く花』(現代『傀儡花』)を原作としたテレビドラマが9時から公共テレビ局にて放映される日でもあります。Netflixで日本でも観られるかもしれません。こちらもご注目ください。

今日完成了陳耀昌老師寫的長篇歷史小說《福爾摩沙三族記》(遠流)的日譯,總共36萬6千字。2019年年底認識陳醫師,受邀擔任這一書的日語翻譯。每一頁每一行字,都很有學問,我翻譯的過程中都有一股很幸福的感覺,也學到許多台灣歷史和文學韻味,所以有點捨不得。非常感謝陳老師的信任及指教,也要感謝下村作次郎老師、台灣文學館的簡先生、陳研究員等的幫忙。
今日剛好也是公視《斯卡羅》的首播天,是陳老師《傀儡話》改編的連續劇。晚上9點開始!


2021/08/05

韓良誠医師より30万元のご寄付をいただきました

先日台南の名医・韓内小児科診所の韓良誠医師に手紙を出して台南市日本人協会のことをご紹介したところ、翌日お電話をいただき、30万元(約120万円)もの大金をご寄付くださいました。韓先生のご厚意とご信頼に背筋の引き締まる思いです。よくよく慎重に、かつ有意義に使わせていただきます。

前幾天我寫了一封信給韓內兒科診所的韓良誠醫師,主要是介紹台南市日本人協會。隔天韓醫師打電話給我說要捐款30萬元,真是受之有愧! 非常感謝韓醫師的信任,我們會好好珍惜而有意義地使用的。

より詳しいレポートをこちらにまとめています。

https://tainan-jp.com/news/3189/

 

2021/07/29

黄偉哲台南市長を表敬訪問


 本日7月29日、私が理事を務める台南市日本人協会の成立後初の対外活動として、台南市政府に黄偉哲市長を表敬訪問いたしました。
 初めに普段は非公開となっている国際展示室を参観させていただき、国際関係科・陳宜君科長の親切なご案内の下、日本を初め世界各国の各都市から寄贈された貴重な工芸品や特産品の数々を拝見しました。
 黄市長との会見の席では、葉澤山文化局長、蘇恩恩新聞及国際関係処長も同席。黄市長は「ありがとう」という文字と日本と台湾の国旗がプリントされたマスクをつけてお見えになりました。
 市長は本協会が台南市立図書館に日本語の絵本50冊を寄贈したことに感謝の言葉を口にされ、また台南に住む日本人がより楽しく充実した暮らしを送れるようになるため、ならびに日台交流の促進のために、本協会に対して大きな期待を寄せていると仰いました。
 続いて野崎理事長からのあいさつでは、先日黄市長が「日本人の市民にワクチンを優先接種する」と発表なさり、台南在住の日本人に大きな安心感を与えて下さったことや、紓困補助の対象を永久居留証所持者にも広げるよう中央政府へ働きかけて下さったことに対して、感謝を述べられました。
 また協会からの要望として、日本語教育が充実した小中学校の設置、市内の日系企業や大学に本協会をご紹介いただくこと、および台南市のイベント情報の提供という三点を申し上げ、市長からも、できるだけ前向きに検討するとのお返事をいただきました。
 最後に市政府からのお土産として、交趾焼の「劍獅」やマンゴーの絵本が贈呈され、訪問者一人一人にもドライマンゴー、ドライパイナップル、扇子、雑誌などが手渡されました。
 黄市長はじめ、暖かくお迎え下さった台南市政府の皆様、誠にありがとうございました!今後ともよろしくお願い申し上げます。

2021/07/28

季刊誌『悠活臺南 Vol.40』にインタビュー掲載

 台南市の発行する季刊誌『悠活臺南 Vol.40』に、私が受けたインタビューが掲載されています。台南の図書館、書店、区役所など約100か所で無料配布されておりますので、お見かけの際はぜひご覧ください。なお写真はマスク着用義務化の前に撮影されました。

  台南市政府發行的季刊『悠活臺南 Vol.40』裡,有我受採訪的報導。在台南市內的圖書館、書局、區公所等約100個地方可以免費索取喔。(攝影:蔡宗昇廳長,在升到三級以前拍攝)




2021/07/21

唐渡千紗『ルワンダでタイ料理屋をひらく』重版決定!

私も編集協力者として一年間精魂を傾けた唐渡千紗『ルワンダでタイ料理屋をひらく』(左右社)、各メディアでも大反響、大好評につき重版が決定しました!おめでとうございます。


我也助了一臂之力的國小同學・唐渡千紗著作《在盧安達開泰式餐廳》(左右社,日文)決定再版。可喜可賀!
 
 

2021/07/19

砂場と美術館

 _人類の最高峰の思想は、2500年ほど前に集中して生まれている。ソクラテスやプラトンに代表されるギリシア思想、インド哲学と釈迦、それに老子や孔子といった諸子百家。彼らは、人はいかに生きるべきかという、生きとし生けるすべての人にとって重大なテーマを、沢山の比喩を交えながら、分かりやすく説いた。そして彼らが残した言葉の多くは、現代に遺されている。
_それなのに、ぼくらが普段過ごしている世界と、先人が遺してきた智慧との間には、なんという隔絶があることだろう!
_喩えるなら、ぼくらは小さな砂場で遊ぶ幼児のようなものだ。ぼくの作ったお城が一番大きいとか、あたしの作ったお家が一番綺麗よとか言って、自分を誇ったり、他人をけなしたりしながら、泥を捏ねるのに夢中になっている。
_そのすぐ横には、立派な美術館が建っていて、何千何万という優れた古美術が展示されているのだが、外からは見えないので、誰もそれに目をくれない。ぼく自身、泥んこ遊びに明け暮れている幼児の一人に過ぎない。だからこそ、自分に言い聞かせておきたい。古きを知ることは、自ら作ることに百倍すると。
_しかし人の一生は、一冊の真に優れた書物を深く理解するのには、きっと短すぎる。

__在人類史上巔峰的幾個思想,都在大約2500年前集中出現在世界各地。譬如以蘇格拉底與柏拉圖為代表的希臘思想、印度哲學、釋迦摩尼、以及老子、孔子等諸子百家。他們將“人該如何活著”這個對於所有人類來說很重要的問題,一邊打有趣的比喻,一邊用容易理解的言語來說明。而且他們留下來的話語都保留到現代。
__儘管那樣,可是我們平常活著的世界與先人留下的智慧之間,有多麼寬的隔絕!
__比方說,我們是在小小的一個沙坑裡玩的幼兒。有人說:我做出來的城堡是最大的。另一個人又說:你們做的都沒有比我做的房子更漂亮。大家一邊如此驕傲自己或貶低別人,一邊捏土捏得入迷。
__在小沙坑的旁邊,有一棟壯麗的美術館。裡面展示著千萬個古老又精緻的美術品。但因為從外面看不到,大家都連看也不看它一眼。我自己,也不過是埋頭於玩泥巴的其中一個幼兒。正因為如此,要給自己囑咐:“溫故”勝過“創作”百倍。
__可惜人的一生,為真正體會到一本極好的書,可能是太短。

2021/07/01

『台湾環島 南風のスケッチ』出版から7年


 7年前の今日、書肆侃侃房さんから出版していただいた『台湾環島 南風のスケッチ』。本島南端の恒春半島から離島の小琉球・馬祖・金門・蘭嶼まで、各地を歩き、見聞し、考えた事柄を、文章とカラー写真で記したもの。何年経っても色のあせない本にしたいという気持ちで書いたので、本編については今もさほどギャップを感じないと思う。ただ章末に紹介したお薦めのお店は、半分以上なくなっていることだろう。
 個人経営の特色ある店は、台湾の宝。今極めて辛い時期が続いていますが、どうにか耐え抜いてもらいたく、自分もできる範囲で応援していきたいと思います。

  7年前的今日,由書肆侃侃房出版的日文書《台灣環島;素描南風》。這是將從恆春半島走到小琉球・馬祖・金門・蘭嶼等離島,旅途中見聞和思考的事情,用散文及彩色照片記錄下來,編成的一本書。我寫文時一直留意的是,即使過了幾年或十幾年後,寫的內容也不要令人覺得不新鮮。因此雖然已過了7年,我想這本書沒有褪色。只是,在附錄裡介紹的店家可能已消失到一半以上。個人經營的特色店家,乃台灣之寶。希望各位老闆堅持下去。這等同於,我們消費者也要助自己喜愛的店家一臂之力。

台湾原住民タオ族の人たちが暮らす蘭嶼の訪問記。
在蘭嶼野銀(Ivalino)村,認識在地傳教士Shapun Ganaun(拼字不正確)先生。

2021/06/19

ちきゅうラジオ

 20日(日曜)17時からNHKラジオ第一で放送される「ちきゅうラジオ」に、『ルワンダでタイ料理屋をひらく』の著者・唐渡千紗さんが登場予定。ルワンダについて、お店について、人生について、ユニークな話を語ってくれることと思います。

https://www4.nhk.or.jp/gr/x/2021-06-20/05/75210/3736172/

2021/06/12

ライチの季節

 台南歸仁で果樹園を営む林さんご夫妻から、台南市日本人協会に山ほどの新鮮なライチをご寄贈いただきました。協会のチャリティ活動および日本からのワクチン供与に対するお礼とのこと。ライチは大好物、食べきれないほどいただいてしまい恐縮至極です。

  台南市日本人協會領受了「歸仁林家果園 」的好幾箱新鮮荔枝。林老闆伉儷說以此物對協會的公益活動及日本送疫苗表示謝意。荔枝一向是我最愛的水果,受之有愧,更是感激。




2021/06/08

おはよう寺ちゃん(6月8日)

 文化放送の朝の人気番組「おはよう寺ちゃん」。6月8日は『ルワンダでタイ料理屋をひらく』(左右社)の著者、唐渡千紗さんが登壇し、ルワンダの近況や1994年の大虐殺などについて語られました。

https://youtu.be/gszMQar3hzM

「今、世の中で分断を煽る声が大きくなってきているが、その分断の先に何があったのかということを、ルワンダ大虐殺から知ってもらいたい」(動画30:15〜)

  唐渡千紗在電台節目上說:現在在全世界上,煽動(民族和社會)分裂的聲音愈來愈大。希望大家透過盧安達1994年的大屠殺,看見由分裂導致的結果是什麼樣的。

2021/06/04

我OK,你先打(お先にどうぞ)

 日本政府がこの度台湾に124万回分のワクチンを寄贈し、それが無事に届けられるまでには、十日間の水面下での交渉があったとのことです。

日本のワクチン提供「10日間の静かな作戦」
https://japan.cna.com.tw/news/afav/202106040008.aspx

 台湾政府もこのスピードを緩めず、第一線で働いていたり、高リスクの状態にある人などへ、必要な数を迅速に配っていただきたいと願う次第です。
 なおこの日テレビ局から、日本人の立場から感想を述べて欲しいという取材依頼を受け、感謝の意と、優先順位に従ってスムーズに接種していってほしい、「我OK,你先打(お先にどうぞ)」といったことを述べてきました。

  日本政府將許多疫苗贈送給台灣這一事,越想越覺得不簡單,並不是做個順水人情而已。必要承擔會造成的一些在外交上的麻煩及國內輿論,而且在這麼短的時間內,馬上將124萬劑空運到台灣了,真是「其疾如風」。那麼台灣政府接著也要又迅速又妥當地分配給在第一線工作或高風險的人們。跟去年口罩缺少時一樣「我OK,你先打」。


2021/05/25

奇美医院に手作り弁当150食を寄付




  本日(25日)正午、レストランを経営する3名の「台南市日本人協会」会員より、台南一大きな民間総合病院である「奇美医院」のスタッフの方々に、合計150食のお弁当が寄付されました。
 提供者は「神戸厨房」の福田雄介氏、「貴一郎SRT燒肉」の大槻一郎氏、「Mr.拉麺」の野崎孝男氏です。また奇美医院に勤務する日本人医師で本協会会員でもある古関氏が橋渡し役となってくださいました。
 台南でも昨日から店内での飲食が禁止になるなど、飲食店経営者にとって非常に厳しい状況が続いている中、喜んでお弁当を作ってくださったお三方には頭が下がります。更にフタの上に「加油!」や「謝謝!」などのメッセージも。
 ストレスの中で懸命にお仕事をされている病院スタッフの方々が、これらのお弁当を通してひとときの安らぎを感じていただけたら幸いです。
 なお活動の詳細は下記公式サイトの記事をご覧ください。(こちらも私が書いています)

https://tainan-jp.com/news/446/

今日(25日)中午,3位經營餐廳的台南市日本人協會會員們,將150個手作便當捐送給奇美醫院。
 提供者為「神戶廚房」福田雄介先生、「貴一郎SRT燒肉」大槻一郎先生及「Mr.拉麺」野崎孝男先生。另外在奇美醫院任職的古關光浩醫師給雙方當中人。
 台南也昨天起禁止內用,餐廳老闆都非常辛苦,在這麼的艱難中,他們都樂意提供許多便當,真令人佩服! 他們(和共同製作便當的員工們)還把「加油!」「謝謝!」等留言寫在蓋子上。
 希望在不小的壓力之下拼命從事醫療的朋友們,透過吃這些便當,能感到一點安慰。

自由時報報導