2021/10/28

台湾黒熊に食べ放題サービス

台湾東部・花蓮でのニュース。収穫の時期を迎えている有機栽培の稲田で、絶滅危惧種である台湾黒熊が籾米を食べているのを農民が発見し地元の農会(農業組合)に知らせたところ、農業組合はその一帯の米を丸ごと有機米の価格で買い上げ、黒熊に食べ放題にさせてあげることを決めたとか。しかも「台湾黒熊による品質保証米」として売り出していくアイディアもあるそうです。商売人の気質と生態を守ろうとする思いが、うまく噛みあった例といえましょう。



2021/10/18

「手打ち蕎麦指導者養成講座」48時間無事終了

 蕎麦の産地・彰化県二林鎮での「手打ち蕎麦指導者養成講座」、6日間48時間の講座が無事終了しました。連日、生徒さんたちの向上心と吸収の速さに舌を巻いていました。
 五日目は午前中にドラゴンフルーツと抹茶の変わり蕎麦を、午後に難易度の高い十割蕎麦を作りました。ドラゴンフルーツも蕎麦と共に二林の特産物です。濃厚なジュースで打った蕎麦はよくつながりましたが、濃すぎたためか火の通りが悪く、二八蕎麦が茹で上がるころには色が薄くなってしまうことがわかったので、さっと茹で上がる十割蕎麦のほうが向いているようです。
 最終日は午前中に段位認定制度の筆記試験を行い、それから1kg(水を加えて約1.5kg)の蕎麦を初めて打ちました。特に女性にとって一度にこれだけの量を打つのは相当大変ですが、どの生徒さんもなかなか上手にこなしていました。
 「そば道」というものを考えるなら、それはきっといくつもの道が混じり合ったもので、麺を作る技術はそのなかの一本の道に過ぎません。味わい方、栽培から加工、植物学的な特徴、栄養学的効果、そばに関わる歴史や民俗文化など、すべて奥深く、面白いものです。
 11月27日には二林の野外イベント会場でそば打ちコンテストが開かれる予定。主に今回の生徒さんたちが参加し、私も三線パフォーマー兼審査員として出席します。この時期にはそばの花も見られ、屋台も並び、にぎやかなイベントになるそうです。

  彰化二林鎮「手打蕎麥麵種子教師培訓課程」6天48小時的課程圓滿結束。同學們的上進心和學習速度真令我驚訝!
  第五天早上一起製作「火龍果蕎麥」及「抹茶蕎麥」。蕎麥和火龍果都是二林的特產,用果汁做成的麵條是鮮豔的紫紅色。下午製作沒有加麵粉的「十割蕎麥」。難度很高,但大家都做得很順利。
  第六天早上筆試和實作總重量約1.5kg的蕎麥麵。中午大家一起去同學介紹的老店「李振輝扁食」吃午餐,除了Q彈的扁食之外,米糕和肉燥都真好吃。下午有實作考試,也是做同樣的分量。
  一次做這麼多沒那麼簡單,尤其是女生來說。和麵時腰會痠,揉麵時要付出大的力氣,擀平時麵餅面積會越來越大,使用三支長度90cm以上的擀麵棍。切麵時因麵餅有厚度,操作刀子也有點難。但這個分量是個「蕎麥麵道」的關卡。
  蕎麥麵道,有很多條路。除了做麵技術之外,還有它的品嚐方式、植物學上的特質、健康營養效果、習俗文化/歷史等等,都很奧妙。
  路是無窮的,我也在慢慢前進中。大家以後也一起加油!
 



 




2021/10/03

石臼挽き体験

蕎麦の産地・彰化県二林鎮での「手打ち蕎麦指導者養成講座」、先週に引き続き三日目と四日目の授業も無事に終わりました。
今回は日本で購入した御影石の石臼を抱えていき、皆さんに粉挽きを体験してもらいました。三角錐の黒くて固い玄そばがあっというまに白い粉になる様子は、何度見ても不思議な気になります。皆さん興味津々で楽しんでくれましたが、30分力をこめて回しても、フルイをかけて取れた粉はわずかに170グラム。昔の人たちにとって、食べ物を作るのがどれほど大変だったか、少しだけ身にしみて感じられました。

彰化二林鎮「手打蕎麥麵種子教師培訓課程」第三天和第四天也圓滿結束。
這次我抱著日本製花崗岩(又稱御影石)的石臼過去,讓學員們體驗磨粉。三角錐狀的黑殼種子馬上變成白色的粉,我自己也覺得很神奇。大家都開心地玩,但花了30分鐘用力磨,過篩後做出來的粉僅僅是170公克而已。就感受到古時候,做一頓餐有多麼的辛苦。