2021/05/01

シャマン・ラポガン先生の干しトビウオ


 台湾の離島、蘭嶼(らんしょ)から届いたトビウオの干物!
 原住民タオ族の作家であるシャマン・ラポガン氏が自ら船を漕いで捕獲し、山から伐り出して運んできた龍眼(リュウガン)の薪を使い、細心の注意を払って燻したものです。
 海辺に持って行って写真に収めてから、さっそくいただきました。最高に美味しい! 海の香りが五臓六腑に染み渡り、噛めば噛むほど味わいが出てきます。肉は厚く、骨まで食べられる。
 実は一口食べてすぐ思い出したのは、昔札幌に住んでいたとき最も好んで食べていた鮭とばでした。
 そして2013年1月に蘭嶼を徒歩で一周し、シャマン・ラポガンさんにお会いしたときのことも。色々お話を聞かせてくださり、さらに日本語に翻訳された作品が掲載された本を二冊もくださいました。
 先日シャマン・ラポガンさんが「誰ももらってくれる人がおらず、豚に食べさせるしかない」と言われていて、それはあまりにもったいないと20尾注文したのですが、どうやら少なすぎたようです。

  收到來自蘭嶼的飛魚干!
  這是達悟族作家夏曼・藍波安老師親自划船捕獲,接著用從山林裡扛過來的龍眼樹柴,細心煙燻的。
  我先把它帶到海邊拍攝後,馬上吃了一尾,真好吃! 香沁肺腑,越嚼越香。肉厚,骨頭也可吃。
  其實這味道讓我想起的是,曾經住在北海道時最愛吃的鮭魚干。
  也讓我回顧2013年1月去蘭嶼徒步環島的時候拜訪夏曼・藍波安老師,老師還送給我兩本他小說的日文版書。
  老師說沒人要,只能給豬吃,我覺得太可惜,於是訂購20尾,但看來我訂得太少了。