2021/08/14

『フォルモサ三族記』初訳完成&ドラマ『斯卡羅』放送開始

 


17世紀の台湾を舞台にした長編歴史小説『フォルモサ三族記』の日本語訳の、初訳が本日完成しました。日本語で36万6千字。2019年末に陳先生の面識を得、翻訳の委託をお受けし、一年ほど前から取り組んできました。どのページのどの行にも、深い歴史知識と文学的センスがにじみ出ており、多くを学びながら、とても幸福な気持ちで翻訳を進めてきましたので、終わってしまうのが少し寂しくも感じます。陳先生の信頼とご教示に、心から感謝を申し上げ、またさまざまなアドバイスをくださった下村作次郎先生、台湾文学館の簡氏や陳氏にも感謝を申し上げます。

ちょうど本日は、陳先生の作品で下村先生が訳出された『フォルモサに咲く花』(現代『傀儡花』)を原作としたテレビドラマが9時から公共テレビ局にて放映される日でもあります。Netflixで日本でも観られるかもしれません。こちらもご注目ください。

今日完成了陳耀昌老師寫的長篇歷史小說《福爾摩沙三族記》(遠流)的日譯,總共36萬6千字。2019年年底認識陳醫師,受邀擔任這一書的日語翻譯。每一頁每一行字,都很有學問,我翻譯的過程中都有一股很幸福的感覺,也學到許多台灣歷史和文學韻味,所以有點捨不得。非常感謝陳老師的信任及指教,也要感謝下村作次郎老師、台灣文學館的簡先生、陳研究員等的幫忙。
今日剛好也是公視《斯卡羅》的首播天,是陳老師《傀儡話》改編的連續劇。晚上9點開始!