東京に住んでいた時に観た『練習曲』という台湾映画の終盤で、原住民音楽家・胡德夫(キンボ)氏が故郷の台東・太麻里の海辺でキーボードを弾きながら「太平洋的風」という自作曲を歌うシーンがあり、それに感動させられ、以来地下鉄の中、学校あるいは繁華街、どこにいるときもイヤホンで氏の歌を繰り返し聴いていました。
それからおよそ五年、高雄の誠品書店で開催されたキンボ氏の新アルバムの発表会にて、初めてご本人とお話しました。上記のような会話を日本語で。氏についても少し触れている拙著をお贈りし、氏は私の三線に「仁愛と平和の美麗島に喝采!」というメッセージを書いてくださいました。今でも夢のようで、何度も眺め返してしまいます。
一部台灣電影《練習曲》中,台灣民歌之父・胡德夫(A
後來過了約五年的時間,高雄誠品書店舉辦胡德夫老師《
難忘的一句話:只有我還在唱民歌,我覺得民歌還在。
在簽名的時間,得到跟他講話的機會。他一看到我就覺
「どこから来た?」(你從哪裡來?)
「東京です」(從東京)
「そうか。台湾は何回目?」(是啊,你來台灣幾次?)
「台南に住んでいます」(我住在台南)
「そうか。ともだち」(了解,朋友)
我送我的書給胡老師(裡面有寫到他的事情),他幫我
到家後,因為有點懷疑那幅畫面是不是夢,重新去看他