2014/06/23

「阿公店公斗」岡山壽天宮

 高雄市岡山の壽天宮の敷地にある「阿公店公斗」。阿公店はこの辺りの昔の地名で、公斗は当時お米を取引するさいに用いられた一種のはかり。表面に嘉慶四年(1799年)という字が彫られています。
 二年前にここへ来たとき、阿公店公斗は木の下の台座に置かれていました。ところが昨日来たときは影もかたちもありません。廟のまわりを二周した末、ゴミ捨て場のようなところにビニールシートが被せられてあり、形状がなんとなくそれっぽかったので、指で叩いてみたところ、確かに石の感触が。めくり上げてみると、まさにそれが阿公店公斗でした。十八世紀の文物がこんな扱いをされているさまを見るのは忍びないものです。

  這是一種清朝時期量米的公器,嘉慶四年(1799年)的文物。我兩年前來這座廟的時候,它放在一個樹下的台座上。可是昨天再來時,廟的周圍繞兩圈卻沒找到,到底去哪裡了? 廟後面,很多垃圾丟著在地面上,我看到一張苫布,它蓋著的東西的形狀相似我印象中的阿公店公斗,我跟雅靜開玩笑地說:是不是這個?
  然後我用手指敲敲它,發現這竟然是個石頭,我把苫布揭上來,十八世紀的古文物就在眼前。可憐的老石頭,為何被放在像垃圾場一樣的地方?